2010-01-01から1年間の記事一覧

カンボジア・アンコールワットを訪ねて ②

さらに、参道をたどりつつ、ひたすら前に進み、アンコールワットの奥深くまで入ってきました。遠くに中央祠堂を中心に展開された伽藍の一部が見えています。修復のために青いビニール・シートが被せられているようです。 遠くに中央神殿の特徴的な建造物が…

カンボジア・アンコールワットを訪ねて ①

12月11日、ベンメリア寺院遺跡見学後、アンコール地区の遺跡巡りをするため、3日分の写真入のチケットを所定の場所で購入。 午後2時55分、いよいよアンコール・ワットに到着。 アンコール・ワットは、12世紀前半に18代国王でクメール帝国の創始者(皇帝)…

カンボジア・ベンメリア寺院を見学。

前日、カンボジアのシェムリアップのアンコール・ミラクル・ホテルに1泊し、12月11日(4日目)午前8時に国道6号線をベンメリア寺院に向けて東に出発しました。 途中、このような農村地帯をいくつも通過しました。この辺りは米の二期作地帯で、今は農閑…

カンボジアの動物と花々

カンボジアで見掛けた動物と花々を紹介します。 観光のために飼育されたゾウです。アンコール・トム付近で。 農業などの作業に使役されるコブウシです。シェムリアップのホテル付近で。 野生の蓮の花です。赤白が揃っていますが、まだ咲きかけたばかりです…

カンボジア・バイヨン寺院の「仏教寺院」としての痕跡。

バイヨン寺院は、王都アンコール・トムの真ん中に、マハーヤーナ(大乗)仏教の影響のもとに「仏教寺院」として21代国王ジャヴァルマン7世によって建立されました。中心祠堂には蛇王に守護された仏陀坐像が安置され、それを取り巻くたくさんの塔や回廊には…

カンボジア・バイヨン寺院のジャヤヴァルマン7世の夫人たちのレリーフ。

本日は、12月13日(6日目)の午前9時31分〜32分頃に撮った、王宮アンコール・トムの中心寺院・バイヨン寺院の創設者・ジャヤヴァルマン7世の二人の夫人のレリーフと称されているものを紹介します。 中心塔群の正面にあたる15塔東面のデバターの彫像で、後…

カンボジア・バイヨン寺院のアプサラ・ダンサーのレリーフ。

一昨日、12月11日(4日目)に写真を撮ったバンティアイ・クディ寺院のアプサラ・ダンサーのレリーフを紹介し、昨日、現在カンボジアでおこなわれているアプサラ・ダンス・ショーを紹介しました。 本日は、12月13日(6日目)の午前中、9時42分〜43分頃に撮っ…

カンボジアのアプサラ・ダンス・ショー。

12月11日(4日目)の午後7時頃から、シェムリアップ市内のあるレストランで、アプサラ・ダンス・ショーを鑑賞しました。 9世紀頃に生み出されたカンボジアのアプサラ・ダンスは、『ラーマーヤナ』を基本にした踊りで、ゆっくりとした動きの中に優雅さを…

カンボジアのバンティアイ・クディ寺院

12月11日(4日目)の午後5時20分から35分間、暗くなってきたにも拘らず明日の予定を繰り上げて、バンティアイ・クディ寺院を見学。 ここは元来、ヒンドゥー教寺院(ヒンドゥー教神殿、クティ)だったそうですが、クメール帝国の皇帝・ジャヤヴァルマン7世…

カンボジア・スラスラン遺跡

12月12日(5日目)の12時から10分間、スラ・スランの池と、池と関連するテラスの遺構に立ち寄りました。 この遺跡は、昨日の夕方出かけたバンテアイ・クディ僧院の正面に位置し、クメール(真臘)帝国の皇帝(21代国王)・ジャヤヴァルマン7世が沐浴するた…

カンボジア・アンコール遺跡保存ユネスコ・プロジェクト事務所内にて。

12月13日(6日目)、まず午前8時5分にアンコール遺跡保存ユネスコ・プロジェクト事務所にやってきました。ここは、自然に囲まれた所で鳥のさえずりが聞えていました。 池では、白いハスの花が咲いていました。 ここで、午前9時5分まで、映画を観たり、…

カンボジア・シェムレアップの子供たち

12月11日(4日目)、最初に見学したカンボジアのベンメリア遺跡で見かけた子供たち。裸足の子供が殆どである。 12月12日(5日目)、バンテアイ・スレイ寺院で出会ったポスト・カードを売っていた子供たち。ポスト・カードを1$で買う。 バンテアイ・スレ…

カンボジアのプノン・バケンの丘の上から夕陽を見る。

12月12日午後4時38分、かなり曇っているが、アンコール3聖山の1つでアンコール・トムの近くにあるプノン・バケン(標高約60m)に大勢の人々とともに登り始めました。さすが夕陽見物人気ナンバー1の山(プノン)だけあってたくさんの人達が登っていました…

まずは、カンボジアのチョウから・・・・。

ご無沙汰致しておりました。12月14日に、ヴェトナム・カンボジア旅行から帰国しました。 2年前に行ったラオス旅行に続く東南アジア旅行シリーズの第2段といったところですが、高齢者・観光客向けの旅に少し色付けした研究者向けの部分もあったので、病み…

ジャコバサボテンの紅色の花が咲く。

やっとジャコバサボテンの紅色の花が咲き始めました。満開とはいきませんが、可愛いでしょう。 しかし、残念ながらジャコバサボテンの白色の花はまだ咲いていません。紅白勢揃いとはいかず、まだ時間がかかりそうです。 なお、今日からしばらく旅に出ます。…

「熊野サイダー」と 「生姜丸搾り Wakayama Ginger Ale」

ふうさんの影響かもしれませんが、我が地方の炭酸飲料を2つ紹介します。 まず、「熊野サイダー うめ みかん」(田辺市本宮町の有限会社熊野鼓動KSの製品)です。熊野のシンボルである八咫ガラスがグラスを掲げている漫画が添えられています。原料は、和歌…

ブーゲンビレアの花とピラカンサの実とムクドリ

白浜の実家を久し振りに見に行ってきました。いつもほったらかしにしている庭に季節はずれのブーゲンビレアの花が咲いていました。白浜はやはり温暖なんでしょうかね。毎年、花を咲かせてくれますが、今年もかなり遅くまで咲いているようです。 花弁のよう…

徳島県立博物館の「特別陳列 海を渡った人形と戦争の時代」展の図録などの紹介。

徳島県立博物館学芸員の長谷川賢二氏から、2010年7月17日~9月5日にかけて徳島県立博物館で開かれた徳島平和ミュージアムプレジェクト実行委員会主催の「特別陳列 海を渡った人形と戦争の時代」展の図録をご恵贈いただくと共に、氏が書かれた「平家と阿…

國學院大學所蔵の『源氏物語』の絵葉書をいただきました。

國學院大學で教鞭をとっている教え子から、大学所蔵の『源氏物語』の絵葉書をいただきました。 これは、久我家の姫君が仙台の伊達家に嫁入った時に持っていった久我家嫁入本といわれている『源氏物語』(絵入)で、土佐派の画師によって江戸時代初めに写さ…

モミジバゼラニウムの葉とジャコバサボテンの蕾

モミジバゼラニウムは、ゼラニウムの園芸品種だそうです。特にその葉に特徴があり、モミジのような暗赤色に黄緑色の覆輪のある葉が私達の目を引きつけます。可愛いでしょう。 春になると、ピンク色の花が咲きます。葉だけでも十分に鑑賞に堪えますが、花が…

川合康編『歴史と古典 平家物語を読む』と『源平合戦の虚像を剝ぐ―治承・寿永内乱史研究―』

日本大学経済学部教授の川合康氏から、川合康編『歴史と古典 平家物語を読む』(吉川弘文館、2009)と『源平合戦の虚像を剝ぐ―治承・寿永内乱史研究―』(講談社、1996→2010)をご恵贈いただきました。後者は既に読ませていただいていましたが、前者は始めて…

「源行家」についての私見

来年のNHKの大河ドラマ「平清盛」で脚光をあびるであろう「源行家」についての私見を要約しておきます。 源行家(生年不明〜1186)は,源為義の10子で本名を義盛といいました。保元・平治の乱後、同母姉「たつたはらの女房」(夫行範の死後、「鳥居禅尼」を…

「熊野別当」についての私見

木曽福島の紅葉です。 ある本に、熊野三山が「熊野三山検校」によって実効支配される以前に熊野三山の実務上の最高管掌者であった「熊野別当」について書きましたので、やや補足しつつ紹介します。 「熊野別当は,熊野三山に奉仕する社僧や神官達の実務上の…

「熊野三山検校」についての私見

ある本に熊野三山の最高権威「熊野三山検校」について書きましたので紹介します。 「熊野三山検校職は、寛治四年(1090),熊野参詣が隆盛になったため,地方霊場としての熊野三山を組織的に管理する必要性から,在地で行政上の実権を握っていた熊野別当の…

新羅仏、そしてついでに、メッセネ・フィガリア国際共同調査シンポジウムについて

素晴らしい新羅仏ですね。ぞっこん惚れ込みました。いつまでも観ていたいです(笑)。 写真提供は甍堂さんです。感謝します。 熊本大学ギリシア古代建築調査団 メッセネ・フィガリア国際共同調査シンポジウム 「ギリシア古代都市を掘る」 主催 熊本大学ギリシ…

ジョウビタキとスズメ、何度も来訪。

今日も定刻に、ジョウビタキがやって来ました。今日は空を多くの小鳥が飛び回っていました。スズメもたくさんやって来ました。我が庭と畑はミカンの林とウメの林に囲まれているので来やすいんでしょうね。ジョウビタキは、今日何回もやって来ました。独りぼ…

椿の蜜を吸いにくる鳥とサザンカの葉に隠れている生き物。

今日、薄紅色の椿の葉が揺れていたので、ひょっとしたらと思い近付きますとイソヒヨドリらしい鳥2羽が、慌てて飛び出して来ました。鳥はす早くて写せませんでしたが、椿の花とおしべ・めしべの蜜の香りがただよっていました。彼等の好物のようです。 蕾が…

映画「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」を観る。

小説『ハリー・ポッター』シリーズはもう既に最終の巻が出ましたが、映画もいよいよ完結に近付いてきました。早速、今日公開されたばかりの「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」を田辺ジストシネマへ観に行ってきました。 平日だったので、観客は5人だけ…

JR北陸本線、湖西線を通過。

かつて北陸本線は米原で分岐するまで東海道本線とともに琵琶湖の東岸を通っていました。ところが、現在のJR北陸本線は琵琶湖の西岸つまり湖西線を通っています。 実は私は、恥ずかしながらこの事実をJR北陸本線に乗り福井から帰ってくるまで知りません…

再びジョウビタキのオス、来る。

就実大学の川崎剛志教授からご恵贈いただいた「院政期における大和国の霊山興隆事業と縁起」(阿部泰郎編『中世文学と寺院資料・聖教』、竹林舎、2010)の中に、未知の熊野研究史料が含まれていましたので、昨日、しっかりとメモを取りました。 細かい作業で…