2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

トルコのベリーダンスと普通の叔父さんのかけあいダンス

トルコのベリーダンスは有名ですね。楽団の音楽にあわせて踊った後,しろうとの私達にも技術指導してくれましたが,恥ずかしくてその写真は見せられません。 でも,ショーのメニューであるベリーダンスとフォークダンスの合間に踊る,ドライバーの叔父さん達…

イタリアのポンペイ遺跡出土の守り神の壁画

この写真は,イタリアの古代ローマ都市ポンペイ遺跡で発見されたフレスコ画の1つで,中庭に面した部屋の壁から発見されました。 どうやら,この家の持ち主であったヴェッティ家の守り神であったようです。ここで祭祀された神はどのように祀られていたのでし…

秦始皇帝の兵馬俑発掘の様子と彩色の兵士俑

この「秦始皇帝の兵馬俑発掘の様子と彩色の兵士俑」の写真はS書院が提供してくれたのか,それともG出版が提供してくれたのか,正確なところはわかりません。 実は,これらの写真は私がちょっと席を外している間に机の上に置かれていたものです。 せっかく…

『若王寺所蔵大般若波羅蜜多経調査報告書』のご紹介

徳島県立博物館主任学芸員の長谷川賢二氏から『東かがわ市歴史民俗資料館叢書2 赤澤記念財団奨励助成金 若王寺所蔵大般若波羅蜜多経調査報告書』(東かがわ市歴史民俗資料館発行,2007年)を御恵贈いただきました。 感謝申し上げますと共に,その内容を目次の…

トルコのシデ遺跡出土の「ゼウス(ジュピター)神像」

シデは紀元前6世紀以後,ビザンツ帝国時代に至るまでの非常に長い間にわたって栄えた都市国家です。 遺跡には,ギリシア時代の城壁,壮大な円形劇場,アゴラ,ローマ神殿,浴場などの遺構が今でも残されていますが,現在でもリゾート地としてもその名前が知…

トルコの「トロイアの古代遺跡」(世界遺産)訪問

11年前の1996年の夏休みに,トルコを旅行しました。そして,大学卒論のテーマでもあった念願の「トロイア遺跡」を見て回ることができました。感激が最高にまで達した日でした。 「トロイア遺跡」は,トルコのあるアナトリア半島の西北端にある「トロイア戦争…

ギリシアの「デルフォイの古代遺跡」(世界遺産)をたずねて

22年前の1985年の冬休みを利用し,ギリシア旅行の目玉であった「デルフォイの遺跡」を見学してきました。 「デルフォイの遺跡」は,のちに世界遺産に指定されました。 「デルフォイの遺跡」は,古代地中海世界の「大地のへそ(オムパロス)」と考えられ,パル…

シリアのマリ遺跡出土の「泉水の女神像」(アレッポ博物館所蔵)

シリアのマリ遺跡出土の「泉水の女神像」(アレッポ博物館所蔵)を紹介します。 この「泉水の女神像」は,紀元前18世紀,ユーフラテス川畔にマリ王国を復活させたものの,バビロニア王国のハンムラビ王の攻撃を受けて敗れたジムリ・リム王の宮殿で発見されまし…

熊野古道近くの岩代(石代)王子社の神像

熊野古道が近くを通っていた岩代(石代)王子社は,熊野九十九王子社の中でも最も早く造営された王子社です。天仁2年(1109)の藤原宗忠の『中右記』10月21日条に「石代王子に奉幣」とあります。 この神像は,桧材の一木造りで,像高約47.5㎝の坐像です。内刳り…

グアテマラの「アンティグア・グアテマラ」(世界遺産)をたずねて

9年前の1998年の冬休みに,中米のグアテマラを旅して来ました。 グアテマラの首都・グアテマラ・シティから西南へ入った所に,古都アンティグアがあります。 アンティグアの町は標高1520mの高原地帯にある町で,周囲には富士山によく似た美しいアグア火山(…

ギリシア・クノッソス宮殿出土の「蛇の女神像」3体

22年前の1985年の冬休みを利用し,ギリシア(正式名はヘラス民主国)旅行の途中でクレタ島内にあるイラクリオン考古学博物館を見学しました。大学の卒論でも取り上げたいくつかの遺物を肉眼で観察することができ,感激しました。 この中で最も感動したのは,ク…

超世寺の如来形坐像について

町史編纂のために集めた写真を公開します。色々なところから集まってきました。 和歌山県日高郡旧南部川村の超世寺本堂の正面に向かって左側に客仏として安置されている木造如来形坐像は,旧南部町との合併前,旧南部川村文化財に指定されていましたが,像高…

『久里』20号(2007年4月)発刊。

神戸女子民俗学会から『久里』20号(2007年4月)が発刊されました。 力作ぞろいなので,是非,お読み下さい。 [論文] 田中 久夫 「円仁教信の頭像と首面信仰」 藤原喜美子 「八正寺と鬼会式-「鬼のお面箱取り」をめぐって-」 細木ひとみ 「へその緒の…

唐時代の万仏洞の仏像

中国の龍門石窟の中に唐時代に造られた万仏洞があります。 万仏洞の入口近くの左右(南北)両壁には,驚嘆すべき約1万5000体の小仏が(1枚目の写真),そして下部には顔の潰された技芸天像が浮き彫りされています。つい手で触ってみたくなります。 そして,万仏…

シリアの「古代都市ボスラ」(世界遺産)をたずねて

13年前の1994年から1995年にかけての冬休み,シリア共和国を旅して来ました。 以前,「パルミュラ遺跡」(世界遺産)を紹介しましたが,今回は,「古代都市ボスラ」を紹介します。 ヨルダンとシリアの国境を越え,世界遺産に指定されている「古代都市ボスラ」…

『古いものに恋をして-骨董屋の女主人たち-』を紹介します。

良い本は,何度,読み返しても飽きの来ないものなんですね。 昨年出版された本なのですが,千葉望『古いものに恋をして-骨董屋の女主人たち-』(里文出版,2006年)を紹介させて頂きます。 この本には,正に古いモノに恋した10人の女主人(骨董・古美術店,古…

「小広峠」と「小広王子社跡」をめぐって

田辺市中辺路町野中の東端部の「小広峠」(こびろとうげ)に,「小広王子社跡」(こびろおうじしゃあと)があります。「小広王子社」は熊野九十九王子の一つとして知られています。 「小広」(こびろ)という地名の初見は,平安時代後期の貴族・藤原宗忠の日記であ…

「熊瀬川王子社跡」と古道に関する幾つかの異論

「小広峠」から少し下って熊瀬谷の橋を渡ると,山道にさしかかります(1枚目の写真)。「熊瀬川王子社」(くませがわおうじしゃ,2枚目の写真)は,「小広峠」・「小広王子社跡」から〇・七㎞程離れた場所にあります。ここまでの所要時間は一五分です。近くに…

中国の「秦の始皇帝陵」(世界遺産)に上る

20年前の1987年の夏休み,中国を団体旅行してきました。色々な所へ行きましたが,後に「世界遺産」に指定された紀元前3世紀に造営された「秦の始皇帝陵」(チンシーホワァンリン)はやはり圧巻でした。 「始皇帝陵」は,現在では墳丘が残されているだけですが…

吉門憲宏『旅の恥はかき捨てですか?』を読む

現在,吉門憲宏『旅の恥はかき捨てですか?』(講談社,2007年)を読んでいます。 世界を旅する上で心がけておくべきマナーなどについてわかりやすく書いてくれています。 ちょっと耳に痛い話題ばかりですが,大変参考になります。 世界を旅する方は是非ともご…

御影史学研究会6月例会の御案内

御影史学研究会6月例会の御案内 日時 2007年6月24日(日) 13:00~17:00 会場 神戸市東灘区民センター 会議室Ⅰ (JR住吉駅東南側駅前ビル内,東灘区住吉東町5-1-16,電話0798-822-8333) 発表 細木ひとみ氏「名塩八幡神社の厄神祭」 俵谷和子氏「『今津』を…

リビアの「レプティス=マグナ遺跡」(世界遺産)をたずねて

リビアの「レプティス=マグナ遺跡」(世界遺産)をたずねて 2000年末から2001年初めにかけて,アフリカ北部のイスラム社会主義国家・リビアに行って来ました。リビアにはいくつかの「世界遺産」がありますが,以前紹介した西の「サブラタ遺跡」に引き続いて東…

大蔵流小鼓・久田舜一郎公演会の御案内

大蔵流小鼓・久田舜一郎公演会の御案内 6月10日(日)13:00~ 「蘭の会」 演目【卒塔婆小町】シテ 藤井完治,小鼓 久田舜一郎 ●神戸 湊川神社神能殿にて 7月15日(日) 「能楽協会大阪支部特別公演」 演目【求塚】シテ 大西智久,小鼓 久田舜一郎 ●大阪 大槻能…