2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

モミジバゼラニウムの葉とジャコバサボテンの蕾

モミジバゼラニウムは、ゼラニウムの園芸品種だそうです。特にその葉に特徴があり、モミジのような暗赤色に黄緑色の覆輪のある葉が私達の目を引きつけます。可愛いでしょう。 春になると、ピンク色の花が咲きます。葉だけでも十分に鑑賞に堪えますが、花が…

川合康編『歴史と古典 平家物語を読む』と『源平合戦の虚像を剝ぐ―治承・寿永内乱史研究―』

日本大学経済学部教授の川合康氏から、川合康編『歴史と古典 平家物語を読む』(吉川弘文館、2009)と『源平合戦の虚像を剝ぐ―治承・寿永内乱史研究―』(講談社、1996→2010)をご恵贈いただきました。後者は既に読ませていただいていましたが、前者は始めて…

「源行家」についての私見

来年のNHKの大河ドラマ「平清盛」で脚光をあびるであろう「源行家」についての私見を要約しておきます。 源行家(生年不明〜1186)は,源為義の10子で本名を義盛といいました。保元・平治の乱後、同母姉「たつたはらの女房」(夫行範の死後、「鳥居禅尼」を…

「熊野別当」についての私見

木曽福島の紅葉です。 ある本に、熊野三山が「熊野三山検校」によって実効支配される以前に熊野三山の実務上の最高管掌者であった「熊野別当」について書きましたので、やや補足しつつ紹介します。 「熊野別当は,熊野三山に奉仕する社僧や神官達の実務上の…

「熊野三山検校」についての私見

ある本に熊野三山の最高権威「熊野三山検校」について書きましたので紹介します。 「熊野三山検校職は、寛治四年(1090),熊野参詣が隆盛になったため,地方霊場としての熊野三山を組織的に管理する必要性から,在地で行政上の実権を握っていた熊野別当の…

新羅仏、そしてついでに、メッセネ・フィガリア国際共同調査シンポジウムについて

素晴らしい新羅仏ですね。ぞっこん惚れ込みました。いつまでも観ていたいです(笑)。 写真提供は甍堂さんです。感謝します。 熊本大学ギリシア古代建築調査団 メッセネ・フィガリア国際共同調査シンポジウム 「ギリシア古代都市を掘る」 主催 熊本大学ギリシ…

ジョウビタキとスズメ、何度も来訪。

今日も定刻に、ジョウビタキがやって来ました。今日は空を多くの小鳥が飛び回っていました。スズメもたくさんやって来ました。我が庭と畑はミカンの林とウメの林に囲まれているので来やすいんでしょうね。ジョウビタキは、今日何回もやって来ました。独りぼ…

椿の蜜を吸いにくる鳥とサザンカの葉に隠れている生き物。

今日、薄紅色の椿の葉が揺れていたので、ひょっとしたらと思い近付きますとイソヒヨドリらしい鳥2羽が、慌てて飛び出して来ました。鳥はす早くて写せませんでしたが、椿の花とおしべ・めしべの蜜の香りがただよっていました。彼等の好物のようです。 蕾が…

映画「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」を観る。

小説『ハリー・ポッター』シリーズはもう既に最終の巻が出ましたが、映画もいよいよ完結に近付いてきました。早速、今日公開されたばかりの「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」を田辺ジストシネマへ観に行ってきました。 平日だったので、観客は5人だけ…

JR北陸本線、湖西線を通過。

かつて北陸本線は米原で分岐するまで東海道本線とともに琵琶湖の東岸を通っていました。ところが、現在のJR北陸本線は琵琶湖の西岸つまり湖西線を通っています。 実は私は、恥ずかしながらこの事実をJR北陸本線に乗り福井から帰ってくるまで知りません…

再びジョウビタキのオス、来る。

就実大学の川崎剛志教授からご恵贈いただいた「院政期における大和国の霊山興隆事業と縁起」(阿部泰郎編『中世文学と寺院資料・聖教』、竹林舎、2010)の中に、未知の熊野研究史料が含まれていましたので、昨日、しっかりとメモを取りました。 細かい作業で…

関西学生アメリカンフットボール・リーグ K大とR大 事実上の決勝戦

今日、関西学生アメリカンフットボール・リーグで事実上の決勝戦といわれている、5連勝同士のK大カイザーズとR大パンサーズの試合を京都の西京極競技場へ見に行ってきました。 チアーガールたちも熱戦を見ながら応援。落ちないでね!! 結果は、激しい攻防…

ジョウビタキのオス、到来。

我が庭でも椿の花が咲き始めました。【訂正】皆さん方の反応が気になりましたので、この花を植えた義母に確認したところ、この花は椿ではなくサザンカだそうです。お詫びして訂正します。18時15分訂正。 久し振りにイソヒヨドリが我が家のひさしに止まり、「…

久し振りに土笛を手に入れました。

久し振りに人形(ひとがた)の土笛を手に入れました。土笛コレクションがさらに充実しました。 南米大陸にあるグアテマラのマヤ文化を代表する土笛(7世紀頃)です。冠に浮き彫りされたメビウスの環(輪とも帯ともいう)のようなデザインが面白いですね。 写真提…

「白山平泉寺境内図」の中に描かれた熊野社(堂)

11月3日、福井城跡の堀の中に設置された柵の中にカルガモが10羽ほど巣を作っていました。留鳥としてここでこの冬を越すのでしょうか。 ところで、白山神社所蔵の「中宮白山平泉寺境内図」(江戸時代制作)によりますと、白山平泉寺の奥ノ院である「三宮」の…

さらばカバマダラチョウ!!

やっとカバマダラチョウの翅の表の面をきちんと写真に撮ることができました。11月6日のことでした。でも、この日を境にしてカバマダラチョウがこなくなりました。 今頃どうしているのかなあ。

勝山市の福井県立恐竜博物館

福井市内に宿泊し、11月2日にえちぜん鉄道の電車に乗り、勝山に向かいました。 そして、やっとのことで勝山に着いたのは良かったのですが、連絡バスがなく、2時間近く待たなければコミュニティバスが来ないとのことでした。勿論、タクシーはありましたが…

白山信仰に関連する施設.の巡検 №④ .. 白山平泉寺遺跡

平泉寺城跡として国史跡に指定されている、越前の白山神社境内の南北一帯には、平泉寺遺跡があります。平泉寺は、応徳元年(1084)に延暦寺(天台宗山門派)の末寺になりました。しかし、久安年間(1145〜50)、園城寺(天台宗寺門派)長吏・3代熊野三山検校覚宗が…

今回の旅でマンホールの蓋を2つ見つけてきました。

今回の旅でマンホールの蓋のデザインを2つ見つけてきました。 まず、福井県勝山市で郊外に向かって雨の中を歩いている最中に発見しました。11月2日のことです。福井県立恐竜博物館前で発見しました。珍品でしょう。 これは福井市の旧福井城跡の近くで見つ…

白山信仰に関連する施設.の巡検 №③ .. 越前の白山神社

11月1日に、福井県勝山市にある、国史跡に指定された平泉寺城跡の中に含まれる越前の白山神社の境内を巡検しました。 奈良時代初期に白山を開いた泰澄大師の御廟にお参りしました。 参道を一の鳥居に向かいました。左の階段を上ると、平泉寺の塔頭・顕海寺…

白山比咩神社宝物殿蔵の木造狛犬一対と御影史学研究会定例会

白山比咩神社宝物殿の奥まった所に展示されていた国重文の木造獅子・狛犬2対のうち奥州藤原氏寄進と伝承される黒漆塗りの1対の写真が手に入りましたので、おそくなりましたが、パンフレットから紹介します。むかって右側が阿形の獅子,左側が吽形の狛犬で…

白山信仰に関連する施設を巡検 №② 林西寺と白山本地堂の仏像

石川県白山市白峰村に、真宗大谷派の寺院である林西寺(りんさいじ)があります。ちょうど葬式をしていましたので、中に入れませんでした。 そして、そのすぐそばに、明治初年の神仏分離の嵐の中で白山の山頂付近から引き下ろされた下山仏を安置した白山本…

白山信仰に関連する施設を巡検 №① 白山比咩神社

昨日、発表はすべて終了。今日は、白山信仰に関連する施設を巡検。 白山が開かれたのは、奈良時代前期の養老元年(717)で、越の大徳として仰がれた泰澄大師の白山登攀・参拝によると言われています。 平安時代前期の天長9年(832)には、山麓に白山の3馬場(…