川合康編『歴史と古典 平家物語を読む』と『源平合戦の虚像を剝ぐ―治承・寿永内乱史研究―』
日本大学経済学部教授の川合康氏から、川合康編『歴史と古典 平家物語を読む』(吉川弘文館、2009)と『源平合戦の虚像を剝ぐ―治承・寿永内乱史研究―』(講談社、1996→2010)をご恵贈いただきました。後者は既に読ませていただいていましたが、前者は始めてです。これからじっくりと読ませていただきます。
ありがとうございました。
川合康編『歴史と古典 平家物語を読む』
Ⅰ 史実と古典
一 平家物語の成立 志立正知
二 平家一門の実像と虚像 田中大喜
三 合戦空間の創出 鈴木 彰
コラム 安徳天皇の乳母 栗山圭子
Ⅱ 構想と世界観
一 平家物語の構想 志立正知
二 内乱の展開と「平家物語史観」 川合 康
三 東アジア仏教世界と平家物語 上川通夫
Ⅲ 平家以後
二 平家物語と芸能 清水眞澄
三 源平合戦図屏風の世界 一の谷合戦図屏風を中心に 出口久徳
コラム 源氏将軍と地域伝承 志立正知
コラム 近代教科書と平家物語 鈴木 彰
『源平合戦の虚像を剝ぐ―治承・寿永内乱史研究―』
はじめに
第一章 武士再考
第二章 「弓馬の道」の実相
第三章 源平の総力戦
第四章 飢饉のなかの兵粮調達
第五章 鎌倉幕府権力の形成
第六章 奥州合戦