2009-01-01から1年間の記事一覧

義母と仲良しの野生のムクドリです。

また、頼まれ原稿を書くという仕事が立て込んできました。 しばらく休載します。 【付記】以前、皆様にこの鳥の名前を「ムクドリ」と教えてもらっていたのに、私の頭の中でいつの間にか「モズ」になっておりました。お詫びと共に「モズ」を「ムクドリ」に訂…

色彩が復元された最古級の世界地図超高精細画

昨日の朝日新聞に、写真①の、現存する世界最古級の世界地図「混一疆理歴代国都之図」が超高精細デジタルカメラで解析処理され消えていた地名や色彩の復元に成功した、という記事が出ました。 今日でいったんブログを休載しようと思う位に頼まれ仕事に追い詰…

壇上伽藍を去るに当たって

壇上伽藍を去るに当たって、追記しておきます。 写真① 「六角経蔵」です。六角経蔵は、平治元年(1159)に美福門院得子によって鳥羽天皇の追善菩提のために創建され、紺紙金字一切経(国重文)が安置されました。 現在の建物は、1933年に再建されました。 写真② …

蛇腹道と「壇上伽藍」の建造物 №②

次に、不動堂の近くにある石段をへて「壇上伽藍」下段から「壇上伽藍」上段に上がります。上段の建造物を紹介します。 写真①と② 西南から撮った「根本大塔」と正面から撮った「根本大塔」です。空海の死後、弟子の実恵と真然の時代すなわち9世紀後期に真言…

蛇腹道と「壇上伽藍」の建造物 №①

金剛峰寺から「蛇腹道」(写真①・写真②)をまっすぐ行きますと、「壇上伽藍」に着きます。紅葉が非常に綺麗ですね。 空海によって創建された諸堂が集まっている所を「壇上伽藍」といいます。まず、「壇上伽藍」下段の建造物を紹介します。 写真③ 東端の東塔か…

真言宗総本山の「金剛峰寺」

高野山の真言宗総本山「金剛峰寺」は、国史跡に指定されています。 「金剛峰寺」の名称は、弘法大師空海が高野山全体をさす総称として命名したものです。元来が特定の寺院をさす言葉ではありませんでした。 この緩やかな石段のむこうに見えるのが上の門とい…

高野山霊宝館にて

高野山霊宝館(写真①)は、高野山内の各寺院に伝わる仏教美術の貴重な品々を保存するため、1922年に建てられました。高野山にあるたくさんの国宝や国重要文化財の大部分は、1961年に完成された館内の大宝蔵に収蔵されています。 館の周りの紅葉、綺麗でしょう…

高野山の中心部の紅葉。

高野山の中心部にある広場周辺の景観。 ここが我が家の宿坊・常喜院です。今回は宿泊しませんでしたが・・・・。常喜院の周辺には金剛峰寺や高野山大学、霊宝館などがあります。 周辺の紅葉をお楽しみ下さい。 そして、最後はサザンカです。紅葉とは違う、こ…

白浜町の円月島の真ん中に陽が沈む。写真を1枚追加。

白浜町にある円月島の真ん中に陽が沈む光景を撮って来ました。 11月2日夕方、撮影です。 1枚目は、さあ夕陽が真ん中に入ったぞ、といった瞬間を撮りました。ちょっと角度について考え過ぎたかなあ、と反省。 1枚目の写真と2枚目の写真の間に写真を追加し…

工事中の金剛三昧院の建物

11月2日、高野山の小田原谷にある金剛三昧院へ1人で行って来ました。 金剛三昧院は、建暦元年(1211)、二位禅尼・北条政子が初代将軍・源頼朝の菩提を祈って建造したもので、初めは禅定院と号されていました。禅定院は、承久元年(1219)、三代将軍・源実朝の…

高野山内の弘法大師の「御廟」を中心とした聖域・奥の院を味わいつつ歩く

11月2日、日本山岳修験学会へ参加された方々が2つのグループに分かれて高野山内を巡検している合間に、私はまず奥の院に向かいました。 奥の院は、ご存知のように入定した弘法大師空海の「御廟」を中心とした聖域です。 私は中の橋の公園墓地付近から聖域…

秋の日暮れの空と、義母と遊ぶ人懐っこい鳥

写真①~②は、10月20日に偶然撮影した秋の日暮れの空です。 写真③~⑤は、11月7日に義母の畑にいつもやって来る鳥が飛んできました。非常に人懐っこい鳥なんですが、ここまで懐いてしまうんですね。 そこで、お聞きしたいのですが、この鳥は何という鳥でしょ…

地元の小学生たちの和太鼓の演奏(ヴィデオ)

地元の小学生たちの和太鼓の演奏をヴィデオで撮影しました。 迫力があるでしょう。 どうかお愉しみ下さい。 【お詫び】ユーチューブの操作にミスがあったため、もしかすると午後7時11分以前にコメントを書いていただいたのに、消してしまったコメントがあっ…

日本山岳修験学会の研究発表会と懇親会

11月1日午前9時に、日本山岳修験学会の研究発表が始まりました。 午前9時から午後5時まで、18名の発表者が1人持ち時間20分(発表15分、質疑5分)で発表しました。短い時間なので、担当している5人の司会の方も大変だったようです。 私もかつて一度だけ…

日本山岳修験学会第30回記念高野山学術大会と宿坊・大円院と紅葉

日本山岳修験学会第30回記念高野山学術大会が10月31日(土)午後1時から高野山大学黎明館で開催されました。 初日は、公開講演会(日野西真定「山岳修行者としての西行」)と、「山岳信仰の原像・展開・課題」をめぐる公開シンポジウムのみでした。 シンポジウ…

ブログを再開します。

久し振りです。 少しづつ新しいパソコンになじんできましたので、ブログを再開します。 10月31日から12月2日まで高野山で開催されていた日本山岳修験学会第30回記念学術大会へ行って来ました。 今回は車で行きましたが、途中、龍神・高野スカイラインを通り…

今日から・・・・。

今日から学会へ行って来ます。 また,しばらく休載します。 写真は,中国明代の「官窯」の青華白磁の小皿です。裏面に「大明嘉靖年製」の銘が書かれています。5つの爪を持つ龍は中国皇帝使用の用品であることをあらわしています。

映画『沈まぬ太陽』を観て

先日,大阪で映画『沈まぬ太陽』を観てきました。上映時間が約10分の途中休憩を挟む3時間22分もの長い映画でしたが,大変素晴らしい映画でした。 主演した渡辺謙が記者会見場で流した涙の理由がよくわかりました。 しかも,現在,国会でその再建策が問題に…

竹田城跡 №2

息子によると,1989年,角川映画『天と地と』の撮影のため、一時的に国の許可を得て国史跡の竹田城跡の上に一時的に期間限定で春日山城を見立てた城が再現されたそうです。 膨大な量の発泡スチロール製の部材と瓦6万枚などおよそ420tの資材をヘリコプターで…

雲海の名所で、最近「天空の城」として知られるようになった兵庫県の竹田城跡(国史跡)。

お久し振りです。 昨晩(26日),やっと帰って来たばかりの私のコンピュータに,息子から写真が送付されて来ました。 雲海の名所で、最近「天空の城」として知られるようになった兵庫県朝来市和田山町の竹田城跡(国史跡)へ行って来た時に撮ってきた写真だそう…

明日から1週間程・・・・。

この巨大な岩がごとびき岩といわれる神倉神社のご神体であり,新宮だけでなく熊野のシンボルでもあります。 熊野信仰を支え続けてきた熊野の人々にかかわる研究発表がいよいよ迫って来ました。 そのため,明日から1週間程,ブログを休載します。 又,お会い…

秋祭りの花形「獅子舞い」と「獅子頭」コレクション

東京都港区南青山にあったМ出版から出版されていた『遊楽』には,いつも興味深い特集や記事が掲載されていました。その雑誌がいつの間にか消えてしまったことは,私にとって痛恨の極みでした。 現在,日本各地で秋の祭りがおこなわれ,「獅子頭」を振り立て…

夙川沿いの道を爽やかに・・・・。

西宮市・大手前大学での講演会後,その傍を流れる夙川沿いの道を通りました。 上の土手の道を行くよりも爽やかな気持でした。 邪馬台国問題に拘わる,ためになる3人の方の講演を聴いた後,気持よく帰って来ました。

関西学生アメリカンフットボールリーグのリーグ戦を観に行って来ました。

昨日,関西学生アメリカンフットボールリーグのリーグ戦を観に大阪の京セラドームに行ってきました。 事実上の決勝戦と云われる京都の立命館大学と大阪の関西大学の3戦全勝どうしの闘いいです。勝ったほうが単独首位となり一歩前に進めます。 写真① さあこ…

京都ヴェジタリアン・フェスティヴァル。

息子からの写真による便りが来ました。 息子がオーストラリアの国立フリンダース大学の大学院留学中に知り合って友人になったオーストラリア人のお兄さん夫婦が一週間前,息子の所に来て,彼の部屋に泊っていきました。 彼等(写真①)はヴェジタリアン夫婦で日…

『開館15周年春季企画展・善光寺信仰-流転と遍歴の勧化-』をご恵贈いただきました。

信州大学教授・牛山佳幸先生から写真①の『開館15周年春季企画展・善光寺信仰-流転と遍歴の勧化-』(長野県立歴史館,2009),『善光寺大紀行』(一草舎出版,2009)などをご恵贈いただきました。 その学恩に対して謹んで感謝申し上げます。 なお,写真②は善光…

今度は家人が生け花を・・・・。

大型台風18号が接近しています。長雨が続く中での台風接近ですから,土砂崩れ,河川増水などによる被害が予測されます。 防災に努め,被害を最小限にくい止めたいですね。 ところで,今日は息子の誕生日です。 私の念持仏である中国唐代(7世紀~10世紀)の金…

毘沙門天立像印仏と御影史学研究会の10月例会の御案内

写真① 奈良県の中川寺に伝来していた毘沙門天立像の像内納入の印仏(版画の一種)です。印仏の中には,応保二年(1162)の銘のあるものもあります。高約18㎝あります。 写真② 御影史学研究会の10月例会の御案内です。よかったらお出かけ下さい。

藤沢周平の未刊行初期短篇集『無用の隠密』を読了。

藤沢周平の未刊行初期短篇集『無用の隠密』(文春文庫,2009)を読了しました。 これらの短篇のうち,特に「木地師宗吉」「木曽の旅人」「空蝉の女」「上意討」「ひでこ節」「無用の隠密」の5つの短編が気に入りました。

季節の花と瓶

今朝,義母がケイトーの花を持って来てくれたので,昨夜使用した薄と一緒に投げ入れで活けてみました。我流です。 この瓶子は,中国磁州窯の白地鉄絵花弁文瓶(元代,13世紀~14世紀製作)です。本来は酒か油を入れていたと思われますが,専ら花活けに使ってい…