カンボジア・アンコール遺跡保存ユネスコ・プロジェクト事務所内にて。

 
  12月13日(6日目)、まず午前8時5分にアンコール遺跡保存ユネスコ・プロジェクト事務所にやってきました。ここは、自然に囲まれた所で鳥のさえずりが聞えていました。
 
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  池では、白いハスの花が咲いていました。
 
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  ここで、午前9時5分まで、映画を観たり、バイヨン・インフォメーション・センターで、カンボジアの歴史、アンコール遺跡の発掘成果・修復状況について、事務所職員のソパリーさんからパネルなどを使って詳細な説明を受けました。
 
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  その後、この地で発掘された、中国など世界各地から運び込まれた貿易品(陶磁器など)が展示されているコーナーで詳しい説明を受けました。
 
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  破片だけでも私を興奮させるものがたくさん見られたのですが、ここでは3点だけ紹介します。
 
  ソバリーさんの話ではこれが最も珍しいものだそうでしたが、私にはどこにでもあるイスラム陶器の破片のように見えました。しかし、後で写真を細かく点検してみると、何と女性らしい人の顔が描かれているではないか。これは珍しいといわれるはずです。 
 
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  これは二彩陶器の破片(唐時代)です。唐三彩の破片も発見されているようですが、展示されていませんでした。むしろ二彩陶器の破片の方が珍しいかなあ。
 
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  これは、中国陶磁器の中でも焼成が最も難しい部類に属する、景徳鎮窯産の釉裏紅磁器(元時代)の破片です。完品も少ないのですが、破片もそれほど多くありません。これを見た時は興奮しました。
 
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