趣味の世界

宇宙からの来訪 ―隕石あれこれ―

白浜のまぶ湯の近くに、宇宙のどこかで生まれ育ち燃え尽きつつ飛来した隕石(メテオライト)を展示している場所がありました。 車で通りかかったので興味のおもむくままに立ち寄り見物させてもらいました。 これは鉄隕石と呼ばれている一般的な隕石だそうで…

今夜はいさぎの卵巣と白子を肴にして「加陽菊酒」を呑む。

今夜も酒を呑む。 この朝鮮李朝の堅手盃は、東京の大学で考古学を教えている教え子からだいぶ前にいただいたものです。5.0㎝×9.3㎝ 盃は、全体的に灰色っぽい色合いをしているのですが、内側の見込みの底に大きなニューが入っているため、見込みの部分が薄紅…

ちょっとすまして酒を呑む。

長男夫婦が父の日の祝いに贈ってくれた石川菊姫酒造の「加陽菊酒」を冷やでいただくことにしました。 しかし、ただ呑むのも面白くないので、今まで収集してきた東洋陶磁コレクションの中から適当な酒器を選んで使うことにしました。 まず盃には、現在の中国…

汝窯青磁鑑賞

この2月3日、大阪市立東洋陶磁美術館で、人類史上最高の焼物といわれる台湾の台北国立故宮博物院所蔵の北宋汝窯(じょよう)青磁水仙盆6点の特別展を鑑賞してきました。 このチケットの上の写真(↑)が、清帝国の汝窯青磁水仙盆コレクションの中でも最盛…

今夜は寒いので、坏は・・・・。

寒くなりましたね。 今夜は熱燗で地元の酒を楽しみたいと思います。 朝鮮半島、高麗(こうらい)の徳利と坏を使用。坏は、気に入っている高麗青磁黒象嵌坏を選択。(↓) 翡色とよばれた青磁の色調にうっとり。 今日、好い天気になりました。妻の声で我が庭に…

寒さが増してきました。

秋が深まるにつれ、寒さが増してきました。 こんな夜にはやはり熱燗でキューッといきたいものですが、私は未だ相変わらず冷やで一杯やっています。 ただ、昨夜の酔いのお供はやはり愛用の高麗象嵌青磁の徳利と坏でした。 やはり落ち着きますね。

北魏の小仏

現在、祖母以来3代にわたる我が家の「趣味」のコレクションの整理をしています。 これは、私に課せられた、終活に向けた我が家の一大事業です(笑)。 中国の北魏時代(439~534)の垂れ目で首の長い小仏を紹介します。 青銅製の如来仏です。高さ7.1~7.3㎝…

壺に想う。

数年前、あるオークションで入札し損なった中国元時代の壺です。貿易のため液体を入れる実用一辺倒の四耳壷・・・・、今でも記憶に残っている壺です。 もし、手に入れておれば、今頃どんな花をどういう形で活けていたか・・・・。想ってもせんないことなが…

熊野の新姫サイダーを紹介します。

三重県熊野市でしか栽培されていないという新姫(にいひめ)という香酸柑橘からつくられたサイダーです。香酸柑橘類とは、たとえばユズに代表される柑橘類をさしています。 この新姫の果実水にクエン酸やリンゴ酸が加味されています。 佐賀県在住の「ふうさ…

並河靖之の七宝作品

京都市東山区の並河靖之七宝記念館(地下鉄東西線東山駅下車)所蔵の素敵な作品を紹介します。末娘が作品を見に行って感激して帰って来ました。 気に入ったという作品を3点紹介します。素敵な作品ですね。

中国元代の高足坏・馬上坏2題

同じ中国元代の高足坏(馬上坏)ですが、形態、文様、胎土、窯名に違いがあります。 ①の高足坏(馬上坏)は、白地鉄線文様磁器とでもいうべきものですが、胎土は青灰色で上地に白化粧土が施され、その上に鉄線文が引かれています。 中国北部の山西省にあっ…

動く梟の置物

家人がいつの頃か買ってきた梟の動く置物です。ちっぽけなものです。メトロノームを動かすようにこうして遊びます。

葛飾北斎「地方測量之図」と我が庭の花々

現在、日本橋の三井記念美術館で開かれている「北斎展」で、アメリカ・ホノルル美術館所蔵の葛飾北斎コレクションを見ることができます。 ある雑誌にこの北斎展が紹介されていたのですが、その中に初公開の「地方測量之図」が載せられていました。文字が書…

黄瀬戸香炉と今日の愛犬達

数年前、ネットオークションによる日本の陶器類の収集に熱中していた頃、こんな小振りで口縁部に釉剥げがかなりある黄瀬戸香炉(江戸時代前期)を手に入れました。といっても、香炉として使うつもりはなく、口当たりさえ問題なければぐい呑みとして使うつも…

久し振りに『純米酒・土佐鶴』を一杯だけ黄瀬戸坏でいただきました。

昨日、1つの仕事にけじめが着き、体調も良かったので、『純米酒・土佐鶴』辛口を愛用のこの坏でいただきました。 江戸時代前期の黄瀬戸坏にわずか一杯だけですが、美味しかったです。 昔からは考えられないほど量は少なくなりましたが、今は1年に数回ちょ…

ゴスペルシンガー新井深絵さんのトーク・コンサート

2月27日(日)に、御坊市民文化会館で大阪出身のソウルゴスペルシンガー新井深絵さんのトーク&コンサートが開催されます。どしどしご参加ください。

浦上満氏から『古美術商にまなぶ中国・朝鮮古陶磁の見かた、選びかた』(淡交社)をご恵贈いただきました。

今朝、起きると新雪が積もっていました。寝る時には気づかなかったのですが、いつの間にか降り、積もったようです。 そこへ、またツグミがやって来て、好物らしいチシャの茶色い葉を少しずつ啄んでいました。27日撮影。 浦上満氏から『古美術商にまなぶ中国…

國學院大學所蔵の『源氏物語』の絵葉書をいただきました。

國學院大學で教鞭をとっている教え子から、大学所蔵の『源氏物語』の絵葉書をいただきました。 これは、久我家の姫君が仙台の伊達家に嫁入った時に持っていった久我家嫁入本といわれている『源氏物語』(絵入)で、土佐派の画師によって江戸時代初めに写さ…

映画「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」を観る。

小説『ハリー・ポッター』シリーズはもう既に最終の巻が出ましたが、映画もいよいよ完結に近付いてきました。早速、今日公開されたばかりの「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」を田辺ジストシネマへ観に行ってきました。 平日だったので、観客は5人だけ…

久し振りに土笛を手に入れました。

久し振りに人形(ひとがた)の土笛を手に入れました。土笛コレクションがさらに充実しました。 南米大陸にあるグアテマラのマヤ文化を代表する土笛(7世紀頃)です。冠に浮き彫りされたメビウスの環(輪とも帯ともいう)のようなデザインが面白いですね。 写真提…

酒を呑む中国系陶磁器シリーズ №②

旅に1つだけ坏の持参を許されるならば、私はまず5つの坏を選び、気分次第では、この厚手で丈夫な磁州窯系の白釉磁坏を持って行きます。 この焼き物は、思ったよりも安く手に入ったもので、中国系の陶磁器としては珍しく、朝鮮半島の焼き物のように育って…

酒を呑む中国系陶磁器シリーズ №①

酒が呑めなくなってから、今まで集めてきた酒器のコレクションについて語りたくなりました(笑)。 この坏形の白釉磁器の器面の内外には、薄く白土がかぶせられ、その上に白釉がかけられています。 石炭を燃料にして高温かつ酸化状態で焼き上げているため、全…

義経風雲録のフィギュア

義経風雲録のフィギュア6体のうち4体を、かつて近くのコンビニエンスストアーで手に入れました。このうち、2体を紹介します。 1体は、「遮那王(牛若丸)と弁慶」です。田辺の出身といわれている弁慶を求めてカバヤ食品のチューインガムを買いに走りま…

中国唐代の金銅小仏 2体

現在、日本では仏像ブームだそうです。私はブームになる前から、仏像に心惹かれていましたので、特別な感慨はありませんが、まあ、多くの人々が関心を持ってくれることは、悦ばしいことだと思っています。ただ、泥棒は困りますが(怒)。 私は小仏が好きで、中…

安宅入道冬康の書体

ずっと前に、昔から楽しんでいた『百人一首』の女流歌人たちの和歌を書いたもの(25枚のうちの1枚でしょう)をオークションで手に入れました。 №57から№60までのお馴染みの4人(紫式部、大貮三位、赤染衛門、小式部内侍)の和歌を書き抜いたものです。 しかし…

我が家にある「世界一」なるもの2つ

我が家に「世界一」なるものが2つあります。でも、我が家にだけあるものではありません。 1つは1枚目・2枚目の写真です。 これは「大明通行寶鈔」の一貫券(紙幣)です。634年前の1375年に中国の明帝国で発行されました。 何が世界一かというと、この紙幣…

去年、神戸へ鉄人28号を見に行ってきました。

去年、息子と一緒に神戸市長田区へ鉄人28号を見に行ってきました。 子供や大人がたくさん押しかける中、懐かしい思いを抱えつつ様々な角度から鉄人28号を十分に楽しんできました。

映画『沈まぬ太陽』を観て

先日,大阪で映画『沈まぬ太陽』を観てきました。上映時間が約10分の途中休憩を挟む3時間22分もの長い映画でしたが,大変素晴らしい映画でした。 主演した渡辺謙が記者会見場で流した涙の理由がよくわかりました。 しかも,現在,国会でその再建策が問題に…

『海のエジプト展』の土産ガチャガチャ

次女が『海のエジプト展』の土産売場でガチャガチャを買い漁っていました。 何が入っているかわからなかったのですが,これがその成果です。彼女のコレクションに新しくこれらのフィギュアが加わりました。 左から右へ(①→⑤) ① スノードーム カエサリオン像頭…

一昨日,細見美術館で「あこがれの白いやきもの」展を:鑑賞。

一昨日,京都市の細見美術館(写真①)で個人コレクターグループ・愛知古陶磁研究会の「あこがれの白いやきもの」展を鑑賞してきました。 窯ごとの代表作をほぼ時代順に勝手に選んで掲載してみます。 写真②,白磁浄瓶 唐 7~8世紀 鞏義窯の製品 浄瓶は仏教の…