カンボジアのバンティアイ・クディ寺院
12月11日(4日目)の午後5時20分から35分間、暗くなってきたにも拘らず明日の予定を繰り上げて、バンティアイ・クディ寺院を見学。
正面に、6日目に行く予定のバイヨン寺院のそれとよく似た、ややスケールの小さい4神面の東塔門が見えます。ラテライトの周壁で周りを囲まれています。
ここは、瞑想をするための建物のあった場所で、かつて土中から、13世紀頃に破棄された大量の仏像や千体仏石柱等が、日本の上智大学の考古学者たちによって発掘されました。これらは、現在、2007年に開館したプリア・ノロドム・シハヌーク・アンコール博物館に所蔵されています。
中央にナーガの欄干がありますが、その前に獅子の石造が置かれています。向こうに見える人々の集まっている所が、踊り子のテラスです。
踊り子のテラスには、蓮の花の上で踊るアプサラのレリーフが掘り込まれています。
ここは、中央祠堂の前に建てられた塔門です。
塔門には、後世に持ち込まれた仏像が安置されています。
この建物は、中央祠堂です。ラテライトや砂岩の周壁で周りを囲まれています。内部は増築や改築が盛んに行われているようで、どれが古く、どれが新しいのか、よくわかりません。迷い子になりそうです。
中央祠堂の柱には、デバター(女神)の像が掘り込まれています。