カンボジアのバンティアイ・クディ寺院

 
  12月11日(4日目)の午後5時20分から35分間、暗くなってきたにも拘らず明日の予定を繰り上げて、バンティアイ・クディ寺院を見学。
  ここは元来、ヒンドゥー教寺院(ヒンドゥー教神殿、クティ)だったそうですが、クメール帝国の皇帝・ジャヤヴァルマン7世の時代(12世紀末)にバイヨン様式の仏教寺院に立て直されたそうです。
 
  正面に、6日目に行く予定のバイヨン寺院のそれとよく似た、ややスケールの小さい4神面の東塔門が見えます。ラテライトの周壁で周りを囲まれています。
 
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  図面は、『地球の歩き方 10〜11 アンコール・ワットカンボジア』P53から借用しました。感謝します。
 
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  ここは、瞑想をするための建物のあった場所で、かつて土中から、13世紀頃に破棄された大量の仏像や千体仏石柱等が、日本の上智大学の考古学者たちによって発掘されました。これらは、現在、2007年に開館したプリア・ノロドム・シハヌーク・アンコール博物館に所蔵されています。
 
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  中央にナーガの欄干がありますが、その前に獅子の石造が置かれています。向こうに見える人々の集まっている所が、踊り子のテラスです。
 
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  踊り子のテラスには、蓮の花の上で踊るアプサラのレリーフが掘り込まれています。
 
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   ここは、中央祠堂の前に建てられた塔門です。
 
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  塔門には、後世に持ち込まれた仏像が安置されています。
 
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  この建物は、中央祠堂です。ラテライトや砂岩の周壁で周りを囲まれています。内部は増築や改築が盛んに行われているようで、どれが古く、どれが新しいのか、よくわかりません。迷い子になりそうです。
 
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 中央祠堂の柱には、デバター(女神)の像が掘り込まれています。
   
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