日本史情報

会員でないのに四国中世史研究会に参加。

8月25日(土)から26日(日)にかけて、四国中世史研究会に出席するため高知へ行って来ました。 24日に大阪に前泊後、三宮バスターミナルから京都発・高知行きの高速バスに乗り、11時15分頃に出発。 曇りがちでしたが、台風も去り好い天気が続いていました…

四国中世史研究会のご紹介。

台風20号のお蔭で高知市まで直接行けず、経由地の大阪に一泊せざるを得なかった、私が遅ればせながら行く予定の高知での四国中世史研究会について紹介します。 第72回研究会は、以下のとおり高知県高知市及び南国市において開催し、4名の方々からご報告いた…

内川氏、専門書のご恵送に感謝!!

そろそろいつものように、今年もキキョウが咲き始めました。いつもはいくつも固まって花が咲くのですが、今年はバラバラに咲き始めました。少し雨が降ったためか、雨粒が好いアクセントを添えてくれています。 本を送ってもらってからもうだいぶ時間がたった…

点灯された夜の和歌山城を見る。

点灯された夜の和歌山城です。何だかゾクゾクっとしますね。

和歌山地方史研究会12月例会のご案内

2017年12月17日、14時45分~16時35分まで、和歌山地方史研究会・12月例会(通算第140回例会)が和歌山県立博物館2階会議室で開催されます。会員以外の方々でも参加できますので、多くの皆さまの参加を期待します。 発表タイトル 阪本敏行・藤井寿一「新宮堀…

この地図どこの地図かわかりますか。

ついでに、もう1つ面白い日本(IAPAN)地図を紹介します。 地名は小さくて読み取れないと思います。だからその形で判断して下さい。 わかりませんか?? じゃあ、こうしたらどうですか?? 180度、ひっくり返しました(笑)。 もうわかったでしょう。9月17日に…

9月12日の発表でこんな日本地図が明示されました。

9月12日の伊川健二さん(早稲田大学文学学術院)の発表でこんな日本地図が明示されました。これらは、16世紀にヨーロッパで発行された航海のための日本地図です。 OMEACO はどこかわかりますね。16世紀中頃の日本の首都です。 なかなか文字が読み取れないの…

9月12日の和歌山城

9月12日の紀州地域史共同研究会後、「松生院」見学に出掛けましたが、その前に和歌山市の発掘担当者の北野氏に、和歌山城の石垣用の「石切場」を案内してもらいました。 これらはいずれも徳島城の石垣に使用されている石と同じ青石すなわち緑泥片岩(もちろ…

徳島にて

先月末頃、「城下町科研 守護所・戦国城下町の構造と社会―阿波国勝瑞―」のタイトルで、ある地域史研究会が徳島で開かれました。 阿波は紀伊水道を挟んだ紀伊の隣地なので常にその関係に気を配っていました。今回、その研究の現状を探るため3泊4日の予定で…

『日本史の中の和歌浦』(塙書房)をご恵送いただき、感謝申し上げます。

寺西貞弘氏から新著『日本史の中の和歌浦』(塙書房、2015)をご恵送いただきました。いつもお気にかけていただき、感謝致しております。 [目次] はじめに Ⅰ 古代史の中の和歌浦 第一章 古代の行幸と和歌浦 第二章 古代の和歌浦行幸とその景観美 第三章 吹上…

京都府立総合資料館と京都文化博物館での古文書見学会に参加。

14日の午前中、京都府立総合資料館で開催中の、「東寺百合文書」展(「東寺百合文書」は、現在、ユネスコの記憶遺産登録を目指し、日本政府から推薦されているとのこと)を見学してきました。 京都府立大学の学生や院生もたくさん見て回っていました。 そし…

日本史研究会大会に参加。

10月12日、日本史研究大会参加のため、地下鉄とバスを乗り継いで京都産業大学へ行って来ました。 主要会場はこの12号棟でした。 私が興味を持って聴きたかった発表は、伊藤裕偉氏の発表で、このためにわざわざ出かけてきたようなものでした。その発表内容は…

2013年度西行学会神戸大学大会に行って来ました。

8月31日(土)から9月1日(日)にかけて、2013年度西行学会神戸大学大会(会場 神戸大学鶴甲第1キャンパス 国際文化学研究科)へ行って来ました。 会員になって2回目の参加でしたが、4年振りの参加となりました。 なぜ、久し振りに参加したのか、とい…

西行学会神戸大会と辰馬考古資料館春季展のおしらせ

神戸大学でおこなわれる西行学会神戸大会(8月31日、9月1日)と、兵庫県西宮市にある辰馬考古資料館夏季展(9月1日まで)のおしらせ。 台風が接近してきています。でも、以前から西行学会神戸大会と辰馬考古資料館夏季展へ行くつもりにしていましたの…

日本史研究の新傾向

私は、今まで中世史研究を中心に日本史研究をおこなってきました。 しかし、私は今、かつて熱中した古代史研究の新傾向をまとめて学習する必要にかられ、一般書を通じて効率的な学習をおこなっていこうと考えています。 昨日、大阪へ行った序でに二冊の本を…

幻の「大雄禅寺」はどこに消えたのか??

『祈りの道―吉野・熊野・高野の名宝―』(大阪市立美術館、2004)の232頁に掲載された、兵庫県姫路市にある英賀神社に所蔵されている梵鐘の銘文によりますと、鎌倉時代末期の元亨元年(1321)に熊野新宮の熊野別当家庶流・宮崎家の「定有」が家祖の「行遍」(…

将来性を期待されている二人の若手歴史家から論文をご恵贈いただきました。

将来性を期待されている二人の若手歴史家―徳永誓子氏(総合研究大学院大学生)と長村祥知氏(京都文化博物館学芸員)―から、いくつかの論文をご恵贈いただきました。 学問上の不思議な出会いに感謝しつつ、現在、じっくりと拝読させていただいています。 徳…

京都女子大学公開講座と和歌山地方史研究会例会の御案内

梅雨を向かえ、皆様いかがお暮らしでしょうか。 ガクアジサイの一種であるヤマアジサイが我が庭で満開です。色調に変化があって綺麗でしょう。中の部分はまるで宝石のように輝いています。 京都女子大学から宗教文化研究所公開講座の御案内(お2人ともこの世…

国際熊野学会南山大学大会のこと

むさ苦しい格好をした、まるで私のようなうちひしがれたムクドリに出会いました。思わず、頑張れと声をかけていました。それに引き換え、メスは顔が見えませんが、すっきりとしていますね。 私も、これから公私ともに頑張っていきたいと思います。 国際熊野…

三重大学准教授・山田雄司氏から『親鸞の水脈』9号をご恵贈いただきました。

春の訪れとともに、私の庭にも鳥や蝶の出入りが多くなって来ました。 そして、昨日、久し振りにイソヒヨドリがやって来ました。いつもやって来るイソヒヨドリかどうかわかりませんが、屋根の上から周りを睥睨していました。 三重大学准教授・山田雄司氏から…

「石山合戦」、そして「牽牛子塚古墳」について。

つい先日、関西大学古代史研究会へ行って来ました。 まず、園田香融関西大学名誉教授が登壇し、教科書にも出てくる「石山本願寺」が史料的に「大坂本願寺」としか考えられないこと、それゆえ「石山合戦」は「大坂合戦」とすべきことを主張されました。先生…

伊藤裕偉氏から『聖地熊野の舞台裏』をご恵贈いただきました。

三重県教育委員会文化財保護室主査の伊藤裕偉氏から『聖地熊野の舞台裏―地域を支えた中世の人々―』(高志書院、2011年)をご恵贈いただきました。感謝申し上げます。 以下、「はじめに」をそのまま、引用させていただきますが、特に後ろの方に書かれた「熊野…

奈良時代の熊野の一豪族の出身で貴族にまで出世した熊野直広浜

新年早々ですが、「カンボジア旅行日記」を休載し、阪本敏行「平城京で生活していた二人の熊野人――熊野直広浜と村君安麻呂」(和歌山県田辺市立図書館講演録)から、奈良時代の熊野の一豪族の出身で貴族にまで出世した熊野直広浜(くまののあたえひろはま)につ…

徳島県立博物館の「特別陳列 海を渡った人形と戦争の時代」展の図録などの紹介。

徳島県立博物館学芸員の長谷川賢二氏から、2010年7月17日~9月5日にかけて徳島県立博物館で開かれた徳島平和ミュージアムプレジェクト実行委員会主催の「特別陳列 海を渡った人形と戦争の時代」展の図録をご恵贈いただくと共に、氏が書かれた「平家と阿…

川合康編『歴史と古典 平家物語を読む』と『源平合戦の虚像を剝ぐ―治承・寿永内乱史研究―』

日本大学経済学部教授の川合康氏から、川合康編『歴史と古典 平家物語を読む』(吉川弘文館、2009)と『源平合戦の虚像を剝ぐ―治承・寿永内乱史研究―』(講談社、1996→2010)をご恵贈いただきました。後者は既に読ませていただいていましたが、前者は始めて…

「源行家」についての私見

来年のNHKの大河ドラマ「平清盛」で脚光をあびるであろう「源行家」についての私見を要約しておきます。 源行家(生年不明〜1186)は,源為義の10子で本名を義盛といいました。保元・平治の乱後、同母姉「たつたはらの女房」(夫行範の死後、「鳥居禅尼」を…

バラの花が咲き、『御影史学論集』35発刊さる。

いつものピンクのバラが咲き始めました。雨後のバラのピンクの花弁や葉からたれてくる滴の色に染まってしまいそうです。 神戸市を拠点とする御影史学研究会が『御影史学論集』35(2010.10)を発刊しました。 この論集は、論文4編、大学卒業論文要旨3編…

和歌山県白浜町観福寺の2世住持覚元について №③

1988年に沖縄・与論島を家族旅行した際に撮った写真を2枚紹介します。 1枚目の写真は、守礼門近くにある国重文で世界文化遺産に指定されている「園比屋武御嶽石門」(そのひやんうたきせきもん)の写真です。この「園比屋武御嶽石門」は、背後にある聖な…

和歌山県白浜町観福寺の2世住持覚元について №②

先日、1988年に沖縄・与論島へ家族旅行をした際に撮った写真(「守礼之門」)を紹介しました。 今回は、琉球王国第二尚氏王朝歴代の王墓である「玉陵」を紹介します。国史跡・国重文に指定される以前の「玉陵」です。現在は世界文化遺産に指定されてい…

和歌山県白浜町観福寺の2世住持覚元について №①

和歌山県白浜町観福寺の2世住持覚元について №① 1 鎌倉時代後期の禅僧で、和歌山県白浜町富田高井にある臨済宗の観福寺の第2世住持でもあった覚元禅師(生年不詳〜1326)の事跡について、『白浜町誌』などで既に知られた事実以外に由良興国寺とのは…