2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

京都でまず行きたかった場所・・・・実は・・・・。

白峯神社の近くを通ったのは,実は道を間違えたのが原因でした。 本当は,堀川今出川交差点から南西に向かうべきだったのを東に向かってしまったことがこのような結果に繋がってしまったということです。間違ったことが良かったとは正にラッキーでした。 し…

京都の白峯神宮といえば・・・・。

平安京文化研究会に出席するため会場の京都大学に向かっていたところ,堀川今出川交差点の北東部でふと見た白峯神宮(しらみねじんぐう)で珍しいものを見かけました。 この白峯神宮の祭神は,12世紀中頃に讃岐に流された崇徳(すとく)天皇と,8世紀中頃に淡路…

京・錦市場にて

現在,所用があって京都にいます。 26日に京都河原町で息子と待ち合わせし,その足で錦市場に向かいました。私は市場が好きなので,世界のどこを旅行しても必ず市場に行きます。 写真① 錦市場は錦天満宮の門前町です。先ずは,ここへお参りしました。 写真② …

熊野那智大社蔵「内侍尚侍藤原氏寄進状」(重要文化財)のこと。

熊野那智大社文書(重要文化財)のうち最古の文書(もんじょ)といわれている熊野那智大社蔵「内侍尚侍藤原氏寄進状」を紹介します。 これは,内侍尚侍藤原氏が相伝してきた紀伊国有田郡比呂庄(ひろのしょう)・宮前庄(みやざきのしょう)の免田各一三町五段を,応…

クツワムシとカエルとシラサギ

カメラを持って外へ出た途端,10分たつかたたんかの間に,クツワムシとカエルとシラサギに出会いました。 写真① いつも我が庭でガチャガチャと喧しくも楽しい音を響かせてくれるクツワムシです。珍しくその姿をオオタニワタリの葉の裏側で見つけました。仲間…

秋分の日を前にして

もうお彼岸です。日本各地で色々な行事がおこなわれています。 今日,秋分の日を前にして,我が家の墓地にお参りして来ました。 我が家の墓地は,白浜半島の高台に設けられた共同墓地の中にあります。 我が家の墓地は元々,白浜半島の付け根にあたる富田の才…

昨日,紀伊考古学研究会 12回大会へ行って来ました。

写真①は,赤いマンジュシャゲと白いマンジュシャゲが揃って咲いている光景です。 昨日,紀伊考古学研究会の12回大会へ行って来ました。 テーマは,「古代の紀伊国を考える-飛鳥・奈良時代の寺院・官衙・墳墓と人びとの暮らし-」でした。 【発表】 丹野 拓 …

白浜温泉の「柳橋足湯」

白浜温泉の知名度は関西から全国区に拡大してきました。 その知名度をさらに高める目的で,親しみやすい足湯が町内の7ヶ所につくられています。 ここに紹介するのは,御幸通りから柳橋通りを抜けた「新地」に近い所にある「柳橋足湯」です。散策途中などで…

白色マンジュシャゲ

体調が悪くて入院していた愛犬のクンを引き取りに行きがてら,少し足をのばして故郷の白浜温泉へ行って来ました。 お目当ては,白色マンジュシャゲの撮影と,美味しいコロッケと一口カツの購入でした。 この白色マンジュシャゲは,日本では九州に自生してい…

マンジュシャゲの一群

最近は家に閉じこもり文章を書いていることが多いのですが,久し振りに近隣を何となく歩いてみました。 稲刈りもすべて終わり,雀の姿もあまり見られなくなりました。 もう秋ですね。 それ程珍しくもないのでしょうが,田圃の畔道に色鮮やかな赤いマンジュシ…

来月,『山岳信仰と高野山』展開催。

和歌山県高野山霊宝館で,10月3日(土)から12月13日(日)まで,『山岳信仰と高野山』展が開かれます。 「弘法太子空海は,阿波の大瀧嶽,土佐の室戸岬,大和の金嶽(金峯山)などで厳しい山岳修行を行い,この体験をもとに真言密教の道場として高野山を開創」し…

「熊野三山の至宝」展のオープニングイベント「熊野三山参詣曼荼羅の絵解き」

「熊野三山の至宝」展の初日・9月8日にオープニングイベントとして「熊野三山参詣曼荼羅の絵解き」がおこなわれました。 写真① 慶長元年(1596)の修理銘を持つ最古級の闘鶏神社蔵「那智参詣曼荼羅」(これはレプリカ)です。 写真② 熊野比丘尼に女装して絵解…

再建された和歌山城

和歌山城は,天正13年(1585)に紀州を平定した豊臣秀吉の弟の秀長が家来の藤堂高虎に命じて虎伏山に築城させたものです。 最初,秀長の城代として桑山重晴が入っていましたが,ついで慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いで功を上げた浅野幸長が入城してきました。 …

「熊野三山の至宝」展開催と『和歌山地方史研究』57号(2009年8月)発行のおしらせ

「熊野三山の至宝」展が,2009年9月8日から10月18日まで,和歌山県立博物館で開催されています(写真①)。興味ある方はご覧になって下さい。 ところで,和歌山地方史研究会は,『和歌山地方史研究』57号(2009年8月)を発行しました(写真②)。その主な内容は以…

和歌山城のマンホール蓋絵

昨日,和歌山県立博物館へ行った序でに,久し振りに和歌山城へ上って来ました。 汗をふいて,下って行った所で,なにげなくふと足元を見て驚きました。 マンホールの蓋に素敵な絵が彫り込まれているではないですか。 そう,綺麗な手鞠のデザインです。 これ…

稲刈り,始まり,終わる。

家人と娘が飼い主になっている,我が家の犬・クンは,家人が帰って来ると,俄然,家人を独占するため彼女にぴったりと張り付いてしまいます。私が家人を触りにいこうものなら,体当たりして排除しにかかります。忠犬ですね。 ところで,今朝,近くの田圃で稲…

今秋,大倉集古館で『根来展』開催。

今秋の10月3日(土)から12月13日(日)にかけて,東京都港区虎ノ門にある大倉集古館で『根来展』が開催されます。 根来塗とは,黒漆地に朱漆塗りを主体とする漆器全般をさしています。狭義では室町時代に和歌山県の根来寺で制作されたもののみをさしています。…

久木綾子『見残しの塔-周防国五重塔縁起-』

今夜の月はほぼ満月ですが,柿色をしています。何を意味しているんでしょうか。 さて,念願の久木綾子『見残しの塔-周防国五重塔縁起-』(新宿書房)を今日,やっと手に入れ,読み始めました。遅きに失したかもしれません。 この作家が2008年に処女作として…

金子みすずの詩を味わう

平凡社から『別冊太陽 生誕一〇〇年記念 金子みすず』(2003年)が刊行されてから,6年がたちました。 童謡詩人としての彼女の人気は衰えることを知りません。 私もファンの1人になり,気に入った詩を時おり呟いては心を浄化させております(笑)。 たくさんの…

『熊野地域文化検定 熊野検定』を紹介します。

田辺商工会議所編『熊野地域文化検定 熊野検定』(2009年,定価1300円)が刊行されました。 私も幾つかの項目を書くように要請されて書きました。「熊野水軍」「コラム 鳥居禅尼と源家」「熊野三山検校」「熊野別当」「湛増」などです。 しかし,全体の構想が…

ブラック・アフリカの椅子

先日,イギリスの椅子を紹介しました。 今回,小川コレクションから,ブラック・アフリカのプリミティブな椅子を紹介します。 写真① この椅子は,ガーナのアシャンティ部族の椅子です。 写真② この椅子は,コートジボアールのセヌフォ部族の見張り番が仮眠す…

葛飾北斎「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」の見方

外国人に最もよく知られた日本人である葛飾北斎の作品として最もよく知られている作品に,「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」即ち通称「浪冨士」があります。 おどおどしい妖怪の触手のように爪を立ててダイナミックに襲われる船には,房総・伊豆方面から生魚を…