#歴史

日本山岳修験学会大山学術大会

10月20日から始まる日本山岳修験学会大山学術大会へ明日19日から行ってきます。ちょっと贅沢な4泊5日の高速バスの旅の始まりです。 もし時間があれば、ついでに大山(だいせん、標高1729m)へも登ってきたいと思っていますが、持病を抱えていますので無理…

国史跡・高知城など

今日も青天です。 高知県庁の向こうに高知城の天守閣(国重要文化財)が見えてきました。 近くを通り掛かった人に言われて、先ず正門から城内に入ることに決めました。 これが高知城の正門というべき追手門(国重要文化財)。やはり雄大なその迫力に圧倒され…

会員でないのに四国中世史研究会に参加。

8月25日(土)から26日(日)にかけて、四国中世史研究会に出席するため高知へ行って来ました。 24日に大阪に前泊後、三宮バスターミナルから京都発・高知行きの高速バスに乗り、11時15分頃に出発。 曇りがちでしたが、台風も去り好い天気が続いていました…

四国中世史研究会のご紹介。

台風20号のお蔭で高知市まで直接行けず、経由地の大阪に一泊せざるを得なかった、私が遅ればせながら行く予定の高知での四国中世史研究会について紹介します。 第72回研究会は、以下のとおり高知県高知市及び南国市において開催し、4名の方々からご報告いた…

現白浜町 郷土の偉人・小山肆成について

故郷・現白浜町出身の医師・小山肆成(こやましせい、1807~1862)の生家跡を通りかかりました。今そこには、こんな顕彰碑が建てられています。 大正時代、ここにはこんな建物があったそうです。 これから江戸時代末期の医師・小山肆成について紹介します。 …

吉祥寺の墓地で見つけたW家の大きな五輪塔

西日本を中心に辛いことも多くあったとはいえ、7月8日からもう10日以上、日がたちました。 そろそろ和歌山県白浜町市鹿野の城跡での駈足調査報告を終わろうと思います。 最後は、ついでに回った市鹿野の吉祥寺(きっしょうじ、臨済宗妙心寺派)の墓地で見…

市鹿野城についての学習と見学

7月8日、和歌山城郭調査研究会主催の「裏山のお城跡に登ろう―山中の謎の城跡・市鹿野城―」に行き、公民館で代表の白石氏から、残された遺構から市鹿野城をどのような城と考えたらよいかについて予備学習しました。 その後、20名ほどの参加者達と共に現地に…

地震による「津波」という言葉の使用に関連して。

最近読んだ本に、『日本史のまめまめしい知識』(岩田書院、2016)という面白い本があります。 退職してから、最近、あまり本を買わなくなりましたが、珍しく買おうと思ったのはこの中に、天野忠幸氏の「戦国淡路安宅水軍」という小論が収録されていたからで…

内川氏、専門書のご恵送に感謝!!

そろそろいつものように、今年もキキョウが咲き始めました。いつもはいくつも固まって花が咲くのですが、今年はバラバラに咲き始めました。少し雨が降ったためか、雨粒が好いアクセントを添えてくれています。 本を送ってもらってからもうだいぶ時間がたった…

周参見持宝寺裏山の神田城へ。№②

2月4日、周参見の神田城跡から引き返す時に、神田山の高所から撮った東側の景色の写真です。こちら側はかなり厳しい斜面ですので、防御施設はほとんどありません。 真ん中辺りに高速道路とトンネルもかろうじて見えています。 ほんと、好い天気ですね(笑…

周参見持宝寺裏山の神田城へ。№①

2月4日、堀切から歩いて周参見川の橋を西から東に渡り次に予定していた神田城の麓にある持宝寺に向いました。持宝寺は防地にある臨済宗妙心寺派の寺院です。 持宝寺の裏山、通称神田山(標高80m)には中世の山城・神田城跡があります。 神田城は、「神田…

大逆事件の被告・大石誠之助に、新宮市が名誉市民の称号を贈呈。

1910(明治43)年、時の天皇の暗殺を企てたとして、たくさんの人達が検挙され、翌年1月、幸徳秋水・菅野スガ以下12人が死刑になりました。これが大逆事件です。 そして、その中に和歌山県新宮市の大石誠之助が含まれていました。 2001年、新宮市議会が新宮…

『安宅一乱記』の「ある記事」とその事実性について

安宅(あたぎ、日置川)地域と周参見(すさみ)地域を中心に紀州の戦国時代について描いた戦記の1つに、『安宅一乱記』(あたぎいちらんき)という江戸期の写本があります。 その巻6に、次のようなことが書かれています。 戦国時代の中頃、安宅一乱を受け…

周参見の城郭、まずは中山城から

2月4日、周参見川の右岸にある周参見(すさみ)の歴史民俗資料館・周参見王子神社前で、和歌山城郭調査研究会代表の白石氏と待ち合わせをしました。 まずはこの裏山、通称大日山(標高61m)にある周参見中山城跡へ。 中山城は中世に周参見川下流域を支配…

新宮で開催された公開シンポジウムに参加して。

1月7日、新宮で開かれた公開シンポジウム「中世熊野の港湾遺跡 新宮津を考える」へ、海を見続けていたくってより時間がかかる串本回りで行ってきました。 会場で和歌山県文化財センター発行のこのような発表資料集をいただきました。 3人の方の基調報告を…

和歌山地方史研究会12月例会のご案内

2017年12月17日、14時45分~16時35分まで、和歌山地方史研究会・12月例会(通算第140回例会)が和歌山県立博物館2階会議室で開催されます。会員以外の方々でも参加できますので、多くの皆さまの参加を期待します。 発表タイトル 阪本敏行・藤井寿一「新宮堀…

天理参考館の図録と招待券をご恵送いただきました。感謝です。

東京の八木書店古書出版部のK氏から『天理参考館特別展 天理図書館古典の至宝 新善本叢書刊行記念』の図録と招待券をご恵送いただきました。 当初、天理参考館特別展を観て天理時報社見学会に出かけることを望んでいたのですが、こちらの都合がつかなくなり…

この地図どこの地図かわかりますか。

ついでに、もう1つ面白い日本(IAPAN)地図を紹介します。 地名は小さくて読み取れないと思います。だからその形で判断して下さい。 わかりませんか?? じゃあ、こうしたらどうですか?? 180度、ひっくり返しました(笑)。 もうわかったでしょう。9月17日に…

9月12日の和歌山城

9月12日の紀州地域史共同研究会後、「松生院」見学に出掛けましたが、その前に和歌山市の発掘担当者の北野氏に、和歌山城の石垣用の「石切場」を案内してもらいました。 これらはいずれも徳島城の石垣に使用されている石と同じ青石すなわち緑泥片岩(もちろ…

急遽、和歌山県立博物館近くの松生院本堂を見学。すると・・・・。

9月12日、紀州地域史共同研究会終了後、懇親会場へ向かう途中、急遽、和歌山県立博物館近くの「松生院」を見学することになりました。 この松生院は、12日に福岡大学の桃崎祐輔氏が発表した「遍歴する石工と瓦工―地蔵峰寺の伊派石地蔵と紀州の中世瓦工達―」…

徳島にて

先月末頃、「城下町科研 守護所・戦国城下町の構造と社会―阿波国勝瑞―」のタイトルで、ある地域史研究会が徳島で開かれました。 阿波は紀伊水道を挟んだ紀伊の隣地なので常にその関係に気を配っていました。今回、その研究の現状を探るため3泊4日の予定で…

シンポジウムの予告と図録の紹介

3月11日、和歌山県立近代美術館で「熊野水軍のさとシンポジウムー列島の中の熊野水軍ー」が開かれます。(↓) 熊野水軍に興味ある方は是非お出掛け下さい。 そして、同日から和歌山県立博物館企画の「躍動する紀南武士」展も県立博物館で開かれます。 私も…

和歌山城と和歌山地方史研究会第37回大会

3月に入り、急に忙しくなって来ました。 3月5日、和歌山市の県立近代美術館で和歌山地方史研究会37回大会が開催されました。 ちょっと時間があったので会場と同じ階のあるレストラン・プリングブックストアで昼食を取りました。その日の昼食はキーマカレ…

四国中世史研究会巡検・鳥居龍蔵記念博物館企画展の観覧。

「阿波尾鶏と石垣に積まれた石」の続編です。 前日(2月4日)の懇親会(会場は駅近く)で多くの研究会会員と知り合いになりました。その中には四国だけでなく大阪や東京から来られた方々もいました。 そして、2月5日。大阪・神戸・徳島行の最終日。 ホ…

神戸市立博物館で特別展を見学。

2月3日午後、大阪市立東洋陶磁美術館を出て、老松骨董街を通り、昼食のため地下街へ。昼食後、JRで神戸へ移動。 JR三ノ宮駅から宿泊予定のサンサイドホテルをへて神戸市役所(↓)などを見つつ目的地に向かう。 神戸市立博物館で、国内史上最大といわれ…

図録『国学院大学博物館 特別展 火焔型土器のデザインと機能 Jomonesque Japan 2016』

国学院大学教授・内川隆志氏から、図録『国学院大学博物館 特別展 火焔型土器のデザインと機能 Jomonesque Japan 2016』をご恵贈いただきました。これは、2016年12月10日から2017年2月5日にかけて国学院大学博物館企画展示室で開かれている展覧会の図録です。…

関東地方への旅5日目 後半①

5日目(9月12日) 正午に三仏堂の前の輪王寺紫雲閣で昼食。素早く弁当をいただき、逍遥園散策などへ行くのを取り止め、急いで外に飛び出す。 さあ、これから短い時間を使って有名な東照宮へ初見参!! まず福岡藩主・黒田長政寄進の国重文・大鳥居を潜り、左…

関東地方への旅5日目 前半

5日目(9月12日) 今回特別に公開された日光山輪王寺の慈眼堂すなわち天海大僧正廟です。(↓) 国重要文化財に指定されています。 天海大僧正の墓地です。この下に、酢・水晶入りの棺に座ったままの天海の遺骸が納められているそうです。(↓) 境内にある…

宇治の平等院(京都府)へ

今年の3月中旬、長男の所に生まれた孫の姿を見がてら、修復なった宇治の平等院(京都府)へ行ってきました。 同行は息子と義母・家人でした。 近いのでマイ・カーでいつでも行けるのですが、学生時代に経験した昔とは違う意識を持って行ってきました。 平安…

新宮往来

2016年5月12日、久し振りに和歌山県新宮市の旧丹鶴小学校跡の発掘現場へ行って来ました。 現場の川崎氏や村田氏に今の時点での調査情報を教えてもらい、私からも文献史学の成果を提供してきました。彼等2人は、自分を見失うことなく、私の地域史的研…