2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

初期伊万里白磁皿

陶芸に打ち込んでおられるある方と約束していましたので,前に栗の盛り皿として使用しました「かぶら」の絵を刻描した初期伊万里白磁皿を掲載させてもらいます。 裏側をお見せすればいいのですが,この時期の白磁の特徴である,釉薬のずぶ掛けの様子がよくわ…

西国三十三所観音霊場第5番札所の葛井寺について

S大学からの帰途,せっかくの機会ですので現在調査している西国三十三所観音霊場の1つとして知られる葛井寺へ参詣してきました。 真言宗御室派の紫雲山葛井寺は,近鉄南大阪線の藤井寺駅から南東へ2分ほど歩いた所にある商店街沿いにあります。 葛井寺は…

収穫の秋に思う

今年も我が庭でたくさんの収穫がありました。 ずっと前に収穫しアルコールに漬けて置いた杏が薫り高い杏酒となって姿を表わしました。杏酒は梅酒以上に甘い香りにつつまれています。 そのままでも飲めますが,水割りにして飲んでも美味しいです。 そして,何…

第11回紀伊考古学研究会大会『時代の移行期を考える』の案内

第11回紀伊考古学研究会大会『時代の移行期を考える』の案内をさせてもらいます。私は,日本山岳修験学会が11月1日(土)から11月3日(月)まで妙高高原で開かれますので,今回は残念ながら参加できません。 日時 2008年11月1日(土) 午後1時~5時 会場 …

これはなんでしょうか。

家人が地産地消の店でこんなものを買ってきました。これはなんでしょうか。 そうです。これはかぼちゃです。 ひょうたんかぼちゃといいます。これをスライスして,ハヤシライスの材料として使い,美味しそうなブタ肉入りのハヤシライス(写真はルーと具財だけ…

メコン川畔のパークウー洞窟にて

何日かぶりに,だんだんルアンパバーンが近づいて来ました。 1枚目の写真。メコン川の支流ドゥ(ウー)川の河口を過ぎた辺りから,左岸にパークウー(パークゥー)の村が見えてきました。 2枚目の写真。パークウー(パークゥー)洞窟です。この洞窟は,16世紀頃…

2泊3日の旅行に乾杯!!

2泊3日の大阪・神戸方面への旅行からやっと帰って来ました。旅行の目的は,国文学者でS大学准教授のМ氏との討議,大学近辺の寺社見学,趣味の追求,友人達との懇親会などでした。 ともかく疲れました。 何はともあれ,愛用の高麗象嵌の徳利と高麗刻文の杯…

写真に撮って来たラオスの骨董

ある方のご要望にお応えして,写真に撮って来たラオスの骨董を3点紹介します。 1枚目の写真。打製石器と磨製石器を売っている人がいました。何点かの打製石器のうち2点は本物のように見えました(ここでは写真うつりの良かった1点だけ紹介します。出土場…

メコン川畔のラオ族,タイヌー族,サン族が混住するバンボー村にて

9月6日 前日宿泊したホテルを出発し,メコン川を下りました。川はあい変らず真中付近で渦巻いていました。 10時15分,右岸に村が見えてきました。ここが,接岸予定のバンボー村です。この村は,ラオ族とタイヌー族,そしてミャンマーから移住してきたサン…

『特別展 没後四○○年 木食応其 ―秀吉から高野山を救った僧―』開催

木食応其(もくじきおうご,1536~1608)は,天正13年(1585)におこなわれた豊臣秀吉の紀州攻めの際に高野山を救った人物として日本史上に有名な人物です。 今年,木食応其の没後400年ということで,和歌山県立博物館において『特別展 没後四○○年 木食応其 ―…

メコン川下り・中間地点の小さな町パーク・ベンの郊外で宿泊

ようやく,メコンの川下り初日に宿泊する予定の,パーク・ベンの郊外にあるルアンサーイ・リゾート・ホテルに到着しました。 1枚目の写真。私達をここまで運んで来てくれたちょっぴり高級なホテル専属のクルーズ船ルアンサーイ号を上から撮った写真です。 …

国指定史跡の二条城へ行って来ました

京都へ行った序に,お城祭りをしている国指定史跡の二条城へ行って来ました。 二条城は,徳川家康の命令によって,将軍上洛時の居館として慶長7年(1602)に工事が開始され慶長11年(1606)に一応完成しました。 しかし,伏見城から移築された天守閣も寛延3年(…

今日,妙心寺涅槃堂で実母の納骨(分骨)を済ませて来ました

今日,実母の納骨をおこなうため,京都にある臨済宗妙心寺派大本山の妙心寺(境内は国指定史跡)に,家人や次女とともに昨日から泊り掛けで行って来ました。 妙心寺は,大徳寺開山・宗峰妙超(大燈国師)に深く帰依していた花園上皇が,この地にあった離宮を禅寺…

実母の納骨

今日・明日と,京都の本山へ実母の納骨(分骨)に行って来ます。 ブログを休みます。宜しく・・・・。

2代熊野三山検校「行尊」と西国三十三所観音巡礼

岡山市の就実大学教授・川崎剛志氏から,私が以前より強く希望しておりました科研報告書「山岳修行僧行尊の伝記と詠歌についての総合的研究」をご恵与いただきました(1枚目の写真)。 感謝,申し上げます。 以下,それに関連した事について書かせていただき…

残り物の茗荷の処理

今日,田辺市大塔村の中世城館調査のため,城郭史専門家のМ氏らと共に,田辺市大塔行政局から車を出してもらって,調査に行って来ました。 夕食を食べていますと,義母がやって来ました。 義母の話によりますと,彼女が今年も茗荷畑の後始末をしていると,私…

ラオスの食品に関するクイズを出します

ラオスの食品に関するクイズを出します。 写真1枚目(①)から3枚目(③)までの写真に挙げた食品は,すべてラオスの食卓や市場などで見かけたものです。それは何か,ズバリお答えください。 1枚目の写真。簡単に○と答えないように。何○とお答えください。 2枚…

フアイサーイを出港,そしてラオトン族のワイパーラン村にて

9月5日 9時35分,フアイサーイで川下りの大船に乗船。メコン川を,ルアンパバーンまでほぼ2日かけて下ります。 1枚目の写真。今日の合い客は,船首に近い方からアメリカ人夫婦(かな?? アジア系の女性との間に歳の差がありそう),シンガポール人(中国人…

ヒヨと柿の木

今日はいい天気です。 外で騒がしい鳥の鳴声がするので,カメラを持って中庭を見るとヒヨ(??)らしい鳥が2羽お互いに交差するようにして飛んでいました。 今日も駄目かと思いつつミカンの木に留ったところで写真を撮りました。写っていました。 嬉しかったで…

横浜市の中華街とその近辺の通りを歩く

過日,ちょっと所用があって娘や孫達を連れて横浜の裁判所に行った序でに,久し振りに横浜中華街に立ち寄ろうということになり,そこで旨そうな中華ソーセージや,評判になっているできたての豚饅を買いました。 しかし,娘には別の目的があったらしく,途中…

ラオスの略史

このへんでラオスの歴史に関して北部・中部を中心として簡単に紹介してみたいと思います。 元来,ラオス北部・中部では先住民族としてオーストロアジア語族に所属するモン・クメール語族系統の人々が北部の山地を中心に住み着き,焼畑移動耕作をおこなってい…

メコン川畔のフアイサーイに到着

14時,予定よりかなり遅れて,メコン川畔のフアイサーイ(ボーケオ県都)に到着。ここはタイ北部・ラオス北部にある,タイとの国境の町である。 1枚目の写真。ここがフアイサーイの町です。タイとの国境の町です。 2枚目の写真。メコン川の向こう岸に,ミャ…

ラメ族の村と,そしてモン族の村にて

9時50分,クム族の村を出発。 10時15分,ルアンナムター県ヴィアンプーカ郡の中心を通過。 10時30分,モン・クメール語族の一員であった少数民族カン(カム)族の村に到着し,暫時休憩。10時50分,カン族の村を出発。 11時50分,ボケオ県の少数民族ラメ族の村…

小田康徳編『公害・環境問題史を学ぶ人のために』を推薦します。

大阪電気通信大学教授・小田康徳氏編『公害・環境問題史を学ぶ人のために』(世界思想社,2008年10月)は,「公害問題を,その歴史的な形成期から今に至るまで,きちんとした歴史的視点に立って叙述」しようと試みた好著です。 日本で,そして世界各地で,同じ…

汚れを落とすため途中で立ち寄ったクム族の村にて

9時30分,汚れた足や身体を洗うため,近くのクム族の村に立ち寄りました。 オーストロアジア語族の一派であるモン・クメール語族に属しているクム族は,別名,コム族・カム族ともよばれ,11世紀頃にラオ民族が到来する以前,ルアンプラバーンにその前身であ…

ルアンナムターを出発して約30分後,事件発生。

9月4日 少数民族の生活の簡単な調査でそれなりの成果を得た後,午前8時20分にルアンナムターのホテルを出発。南西方向にあるメコン川畔のホエイサイに向けて国道3号線を急ぎました。 この国道3号線は,昨年,中国の援助の下に完成した新品の道路で,物…

ラオスは貧しい国か

ラオスは,国際連合が後発発展途上国に指定した最貧国です。電気や水道,そして道路や情報通信など経済活動に必要な基本となるインフラの整備が著しく遅れている国の1つです。 ラオス政府は後発発展途上国から抜け出すことを目標に,フランス・日本・中国な…

弁慶まつりの演劇上演の際の弁慶の父とされる熊野別当湛増の風体について異議あり

10月2日から4日にかけて,東京,横浜,京都,大阪を所用で渡り歩いてきました。 今年も10月3日に弁慶まつりが開催され,同時に闘雞神社で「弁慶伝説」の演劇が上演されたようですが,『紀伊民報』2008年10月4日付けの記事に掲載された写真を見てみますと…

ルアンナムター近郊のアカ族の村にて

14時30分,ルアンナムターの町に帰り,シン川に沿って川を遡りました。ラオ族の村をたくさん通りましたが,木製・石製の「ねずみがえし」を持つ高床倉庫(米倉)がたくさんあることに気付きました。豊かな村なんでしょうか。 軍隊の駐屯所・訓練所を過ぎてしば…

タイダム族の焼酎づくりの村にて

夕闇迫るルアンナムターの町に帰り,舗装されていない凸凹の道を通り,17時頃,南部の水田地帯の山麓にあるタイダム族(黒タイ族)のナムナム村に到着。 ここは特に焼酎「ナムナムのラオラオ」で有名な村だそうです。 1枚目の写真。ここが焼酎「ナムナムのラ…