高野山

壇上伽藍を去るに当たって

壇上伽藍を去るに当たって、追記しておきます。 写真① 「六角経蔵」です。六角経蔵は、平治元年(1159)に美福門院得子によって鳥羽天皇の追善菩提のために創建され、紺紙金字一切経(国重文)が安置されました。 現在の建物は、1933年に再建されました。 写真② …

蛇腹道と「壇上伽藍」の建造物 №②

次に、不動堂の近くにある石段をへて「壇上伽藍」下段から「壇上伽藍」上段に上がります。上段の建造物を紹介します。 写真①と② 西南から撮った「根本大塔」と正面から撮った「根本大塔」です。空海の死後、弟子の実恵と真然の時代すなわち9世紀後期に真言…

蛇腹道と「壇上伽藍」の建造物 №①

金剛峰寺から「蛇腹道」(写真①・写真②)をまっすぐ行きますと、「壇上伽藍」に着きます。紅葉が非常に綺麗ですね。 空海によって創建された諸堂が集まっている所を「壇上伽藍」といいます。まず、「壇上伽藍」下段の建造物を紹介します。 写真③ 東端の東塔か…

真言宗総本山の「金剛峰寺」

高野山の真言宗総本山「金剛峰寺」は、国史跡に指定されています。 「金剛峰寺」の名称は、弘法大師空海が高野山全体をさす総称として命名したものです。元来が特定の寺院をさす言葉ではありませんでした。 この緩やかな石段のむこうに見えるのが上の門とい…

高野山霊宝館にて

高野山霊宝館(写真①)は、高野山内の各寺院に伝わる仏教美術の貴重な品々を保存するため、1922年に建てられました。高野山にあるたくさんの国宝や国重要文化財の大部分は、1961年に完成された館内の大宝蔵に収蔵されています。 館の周りの紅葉、綺麗でしょう…

高野山の中心部の紅葉。

高野山の中心部にある広場周辺の景観。 ここが我が家の宿坊・常喜院です。今回は宿泊しませんでしたが・・・・。常喜院の周辺には金剛峰寺や高野山大学、霊宝館などがあります。 周辺の紅葉をお楽しみ下さい。 そして、最後はサザンカです。紅葉とは違う、こ…

工事中の金剛三昧院の建物

11月2日、高野山の小田原谷にある金剛三昧院へ1人で行って来ました。 金剛三昧院は、建暦元年(1211)、二位禅尼・北条政子が初代将軍・源頼朝の菩提を祈って建造したもので、初めは禅定院と号されていました。禅定院は、承久元年(1219)、三代将軍・源実朝の…

高野山内の弘法大師の「御廟」を中心とした聖域・奥の院を味わいつつ歩く

11月2日、日本山岳修験学会へ参加された方々が2つのグループに分かれて高野山内を巡検している合間に、私はまず奥の院に向かいました。 奥の院は、ご存知のように入定した弘法大師空海の「御廟」を中心とした聖域です。 私は中の橋の公園墓地付近から聖域…