色彩が復元された最古級の世界地図超高精細画

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 昨日の朝日新聞に、写真①の、現存する世界最古級の世界地図「混一疆理歴代国都之図」が超高精細デジタルカメラで解析処理され消えていた地名や色彩の復元に成功した、という記事が出ました。

 今日でいったんブログを休載しようと思う位に頼まれ仕事に追い詰められているにも拘らず、驚きのあまり、直ぐに今日の公開説明に行くことを決めました。
 行って良かったと思います。得るところがたくさんありました。

 写真② 会場の京都市下京区龍谷大学大宮学舎の本館(??)です。門を入った正面にありました。

 写真③ 受付でもらったリフレットです。用意された最後のリフレットのようでした。あぶないところでした。

 写真④ 「混一疆理歴代国都之図」(上)と「混一疆理歴代国都之図」のデジタル復元版(下)の写真です。

 写真⑤ 「混一疆理歴代国都之図」(上)と「混一疆理歴代国都之図」のデジタル復元版(下)の解説です。。「混一疆理歴代国都之図」は、李氏朝鮮王国で製作された1402(李朝太宗2)年の現存する世界最古級の世界地図です。現存することの稀な元代の地図の面影を伝える貴重な資料として有名です。
 
 写真⑥ この「混一疆理歴代国都之図」には、南北にほぼ90度回転した日本が描かれています。これは、日本最古の地図「行基図」(7世紀後半~8世紀前半成立)によるものとされています。

 写真⑦ 同時に展示されていた、天理大学付属天理図書館蔵の「大明国図」(製作者・制作年不詳)写真版です。

 写真⑧ その「大明国図」写真版の解説です。日本の方位がほぼ正しく描かれています。でも、その輪郭は稚拙な感じがします(笑)。
 でも、ここで注目したいことがありました。これだけでも来た甲斐がありました。それは地図の中の紀伊半島近くに「徐福祠」の記載があったことです。伝説と全く合致するわけで、これを使って論文を書こうかなとも思いました。