#読書

鈴木正崇氏著『熊野と神楽』のご紹介

本日、人間文化研究機構・国文学研究資料館から、「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」の成果発進の一環として刊行された鈴木正崇氏著『熊野と神楽―聖地の根源的力を求めて―』(平凡社、2018年5月)が送られてきました。 鈴木正崇氏は…

本宮町発行の花の写真集を紹介します。

2000年に熊野地方の旧本宮町が発行した和玉好視氏(現田辺市本宮町湯峰在住)の写真集を紹介します。歩く会の会合で某氏から頂戴しました。感謝!! タイトルは『「熊野古道 花の写真集 花と歩く旅』です。表紙に登場したのは、熊野古道を官命によって旅した藤…

小田康徳氏著『川西の歴史今昔』を紹介させていただきます。

先輩であり大阪電気通信大学名誉教授・NPO法人「旧真田山陸軍墓地とその保存を考える会」理事長・文学博士の小田康徳氏から、『川西の歴史今昔』(神戸新聞総合出版センター、2018)をご恵与いただきました。心から感謝申し上げますとともに、猪名川をめぐ…

『紀州陶磁器史研究』をご恵贈いただきました。

昨日、元和歌山県立紀伊風土記の丘館長の中村貞史(なかむら ただし)氏から『紀州陶磁器史研究』(清文堂出版、2017年7月)をご恵贈いただきました。 謹んで感謝申し上げます。 このご研究は、江戸時代に入り御庭焼として製作された西ノ丸焼や偕楽園焼、清…

寄贈されてからかなり経ちました。今でも読み続けています。

①、時枝務・長谷川賢二・林淳編『修験道史入門』(岩田書院、2015年9月、本体価格2800円) ②、長谷川賢二著『修験道組織の形成と地域社会』(岩田書院、2016年3月、本体価格7000円) 目次 序章 修験道史のみかた・考えかた 第一部 熊野三山検校・聖護院門跡…

『増補版 歴史的景観としての和歌乃浦』をご恵贈いただき、感謝申し上げます。

薗田香融・藤本清二郎両先生共著の『増補版 歴史的景観としての和歌乃浦』(ウ ィング出版部、2013,年12月刊)をご恵贈いただきました。 20数年前、恩師の薗田香融先生を支援するため色々な形で参加させていただいた「和歌の浦景観保全訴訟」の意義を今改め…

三好秀樹氏に2論文をご恵贈いただきました。現在、故森浩一氏の『敗者の古代史』を読み続けています。

12月8日、説話文学会・和歌山例会「公開シンポジウム(根来寺)の輪郭」が和歌山大学教育学部で開催されました。 懇親会後、三好英樹氏から「史料紹介 権僧正日誉付属状 并『豊国ノ釣鐘』」(『智積院聖教における典籍・文書の基礎的研究』、2011年3月)…

著書、共著、編著などをご恵贈いただき、感謝いたします。

先月から今月にかけまして、慶応義塾大学名誉教授の宮家準先生から著書『修験道と児島五流―その背景と研究―』(岩田書院、2013年9月)を、九州民俗学会の大田黒司先生から共著『阿蘇と草原―環境・社会・文化―』(鉱脈社、2012年11月、「環境と地域社会の再…

田所顕平『近代地域社会の教育願望と学校』のご紹介。

和歌山県立高校社会科教員を長く勤められた歴史教育者協議会会員の田所顕平氏から、近著『近代地域社会の教育願望と学校―和歌山県の実業教育を中心に―』(ウイング出版部、2013年、6000円+税)をご恵贈いただきました。 この本は、戦前の和歌山県でおこな…

桐村英一郎氏の新著『イザナミの王国 熊野』を紹介します。

桐村英一郎氏の新著『イザナミの王国 熊野―有馬から熊野三山へ―』(方丈童出版、2013年7月)です。 この本は桐村英一郎氏の民俗学に関する5冊目の著作です。 桐村氏によると、熊野山は、新来の神である「結早玉」神が、元来この地方で祀られていた本つ神…

稲本紀昭氏と国学院大学研究開発推進機構からご恵贈いただきました。

元京都女子大学教授・現三重県史編纂委員の稲本紀昭氏から『三重県史資料叢書6 資料編 中世2 補遺Ⅰ』を、そして国学院大学研究開発推進機構の考古学資料館部門から『考古学資料館紀要』29輯をご恵贈いただきました。 心から感謝申し上げます。

原発ゼロと地域再生にむけて

今年で2回目のブログ更新です。専門の論文や本を読みながらの論文執筆中ですので、このペースでも仕方ないですね。 現在、追悼論文を執筆中ですが、ほぼ書き上げました。 しかし、締め切りを2週間以上オーバーしていますので、果たして編者に受け入れても…

磯田道史氏の『歴史の愉しみ方』(中公新書、2012年10月)、面白いですよ。

あけましておめでとうございます。なかなか更新できませんが、今年もどうぞよろしくお願い致します。 今年もたくさんの方々からたくさんの年賀状を頂戴しました。ありがとうございました。 その中で、同じ御影史学研究会に属しているM氏から頂戴した年賀状…

杉中浩一郎著『南紀熊野の諸相―古道・民俗・文化―』を紹介します。

皆様、御無沙汰いたしております。久し振りの更新です。 元和歌山県田辺市立図書館長・紀南文化財研究会名誉会長の杉中浩一郎氏の四冊目の大作『南紀熊野の諸相―古道・民俗・文化―』(425頁・8500円+税・清文堂・2012年2月5日刊)を紹介します。 これ一冊…

『海の熊野』という本が出版されました。

谷川健一・三石学編 『海の熊野』(2011)という本が出版されました。出版社は東京の森話社です。定価は本体3500円+税です。 私も一文を書いています。興味ある方はどうぞ買って読んで下さい。 執筆者は15名です。数人、執筆がダブっている人達もいます。 …

渡辺達郎氏から『寿永・元暦の合戦と英雄像』をご恵贈いただきました。

上の写真は、去年の水門祭でおこなわれた櫂伝馬競漕を撮った写真です。今年の写真を撮れなかったので、本宮のブログからお借りしました。勇壮でしょう。 日本中世文学専攻で東京経済大学非常勤講師の渡辺達郎氏から『寿永・元暦の合戦と英雄像』(冬至書房、…

浦上満氏から『古美術商にまなぶ中国・朝鮮古陶磁の見かた、選びかた』(淡交社)をご恵贈いただきました。

今朝、起きると新雪が積もっていました。寝る時には気づかなかったのですが、いつの間にか降り、積もったようです。 そこへ、またツグミがやって来て、好物らしいチシャの茶色い葉を少しずつ啄んでいました。27日撮影。 浦上満氏から『古美術商にまなぶ中国…

遠山美都男『天平の三姉妹』読了。

遠山美都男『天平の三姉妹』(中公新書、840円+税)を読了しました。 舞台は奈良時代の日本。 聖武天皇の3人の姉妹(第1皇女・井上内親王、第2皇女・安倍内親王、第3皇女・不破内親王)をめぐる権力闘争と彼等の運命の行方。 安倍内親王は、749〜758年、7…

桐村英一郎『ヤマト王権幻視行』を今、読んでいます。

元朝日新聞社論説副主幹で元神戸大学客員教授の桐村英一郎さんから、『ヤマト王権幻視行』(方丈堂出版、2010年)をご恵贈いただきました。 感謝、申し上げます。 この本はその記事の中身が朝日新聞に連載されていた時から注目していたものです。 その見解す…

『通訳ダニエル・シュタイン 上下』を今読んでいます。

リュドミラ・ウリツカヤ『通訳ダニエル・シュタイン 上下』(新潮社、2009年)を今読んでいます。 ナチズムの渦巻く戦前の東欧から、パレスティナ紛争に揺れる戦後のイスラエルへ渡って来た、実在のユダヤ人カトリック神父オスヴァルト・ルフェイセンをモデル…

今野敏氏の『同期』を読了。

もともとミステリーが大好きだったのですが、最近、警察小説に熱中しています。 佐々木譲(ささきじょう)氏の小説と並んでよく読んでいるのが、今野敏(こんのびん)氏の小説です。 彼は、『隠蔽捜査』シリーズ(今3冊目)でその名前が知られるようになりました…

佐々木譲氏、直木賞を受賞。

『ベルリン飛行指令』、『エトロフ発緊急電』、『ストックホルムの密使』、『制服警官』、『暴雪圏』、『警官の血』、『うたう警官』(文庫本では『笑う警官』に改題)、『警察庁から来た男』、『警官の紋章』、『警官の休日』と書き続けてきた佐々木譲(ささき…

藤沢周平の未刊行初期短篇集『無用の隠密』を読了。

藤沢周平の未刊行初期短篇集『無用の隠密』(文春文庫,2009)を読了しました。 これらの短篇のうち,特に「木地師宗吉」「木曽の旅人」「空蝉の女」「上意討」「ひでこ節」「無用の隠密」の5つの短編が気に入りました。

久木綾子『見残しの塔-周防国五重塔縁起-』

今夜の月はほぼ満月ですが,柿色をしています。何を意味しているんでしょうか。 さて,念願の久木綾子『見残しの塔-周防国五重塔縁起-』(新宿書房)を今日,やっと手に入れ,読み始めました。遅きに失したかもしれません。 この作家が2008年に処女作として…

『熊野地域文化検定 熊野検定』を紹介します。

田辺商工会議所編『熊野地域文化検定 熊野検定』(2009年,定価1300円)が刊行されました。 私も幾つかの項目を書くように要請されて書きました。「熊野水軍」「コラム 鳥居禅尼と源家」「熊野三山検校」「熊野別当」「湛増」などです。 しかし,全体の構想が…

柳田邦男『壊れる日本人 ケイタイ・ネット依存症への告別』・『壊れる日本人 再生編』

柳田邦男氏著の『壊れる日本人 ケイタイ・ネット依存症への告別』(新潮文庫,2007年)・『壊れる日本人 再生編』(新潮文庫,2008年)を今,読んでいます。 『壊れる日本人 ケイタイ・ネット依存症への告別』は,便利さを追求すれば必ず失うものがあるという認…

英語会話の基礎学習

教員を退職し,去年から色々な機会を利用し,しばらく行けなかった世界史・日本史の旅に出掛けています。偶然,世界遺産の旅になることもありますが・・・・(笑)。 家人は現職だし,子供たちは忙しくて付き合ってくれないし孫たちはまだ小さいので,色々な機…

『熊野水軍のさと-紀州安宅氏・小山氏の遺産-』の発刊を心より祝します。

茨城大学教授の高橋修氏と和歌山大学教授の海津一朗氏から『熊野水軍のさと-紀州安宅氏・小山氏の遺産-』(清文堂,2009)をご恵贈いただきました。感謝申し上げますとともに,心よりお祝い申し上げたいと思います。 目次 序章 いま,よみがえる「熊野水軍の…

沢木耕太郎『旅する力-深夜特急ノート-』(新潮社,2008)を読み始めました。

沢木耕太郎『旅する力-深夜特急ノート-』(新潮社,2008)が発刊され,ついに『深夜特急』が完結しました。 『深夜特急』は1986年に1巻・2巻が,1992年に3巻が発刊され,未完のまま一大ブームを引き起こしドラマにもなりました。私も大いに熱中しました。…

池上彰著『ニュースの読み方使い方』を推薦します。

1994年から11年間,NHKの『週刊こどもニュース』のお父さん役として活躍した池上彰さんの『ニュースの読み方使い方』(新潮文庫,2007)を推薦します。税込みで500円です。 この本の中で,池上流の情報整理術・解釈術が全面公開されています。私達物書きに…