秋祭りの花形「獅子舞い」と「獅子頭」コレクション

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 東京都港区南青山にあったМ出版から出版されていた『遊楽』には,いつも興味深い特集や記事が掲載されていました。その雑誌がいつの間にか消えてしまったことは,私にとって痛恨の極みでした。

 現在,日本各地で秋の祭りがおこなわれ,「獅子頭」を振り立てた「獅子舞い」(写真①は飛騨・白川郷の「獅子舞い」です)が祭りを盛りあげています。今晩,私の故郷・白浜の三所神社でも獅子が舞っているはずです。

 その秋祭りにちなんで,『遊楽』76号(2000)に掲載されていたK氏の「獅子頭」コレクションからいくつかの「獅子頭」を紹介してみたいと思います。

 写真② 室町時代(15世紀~16世紀頃)にまで遡ると云われている「獅子頭」です。

 写真③ 東北地方の典型的な権現様と云われている「獅子頭」です。江戸時代前期の明暦弐年(1656)の銘があります。

 写真④ これも江戸時代の「獅子頭」です。

 最後になりましたが,先日,畏友の長谷川賢二氏(徳島県立博物館)から「中世における阿波国高越寺の霊場的展開-大獅信仰と修験道-」(『四国中世史研究』10号,2009),そして依頼していました徳島県教育委員会「川西遺跡の調査成果について」(2009・3)と徳島県教育委員会「川西遺跡の調査成果について」(2009・6)をご恵贈いただきました。心から感謝申し上げます。

 徳島市内にある川西遺跡の護岸施設は,河川の石積み護岸としては国内最古というべき鎌倉時代初期(12世紀末~13世紀初め)の護岸施設(写真⑤)で,鎌倉時代から室町時代前半(12世紀末~15世紀前半)にかけて補修・増築が繰り返されていたそうです。