工事中の金剛三昧院の建物

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 11月2日、高野山の小田原谷にある金剛三昧院へ1人で行って来ました。

 金剛三昧院は、建暦元年(1211)、二位禅尼・北条政子が初代将軍・源頼朝の菩提を祈って建造したもので、初めは禅定院と号されていました。禅定院は、承久元年(1219)、三代将軍・源実朝の死後、その菩提を弔って改築され、鎌倉将軍家の菩提寺となり金剛三昧院と改称されました。

 金剛三昧院は、中世を通じて、密教禅宗律宗の三宗兼学の道場として、高野山における教学の拠点の1つとして繁栄しました。

 写真①~② 金剛三昧院の山門。①は外から、②は内から見た門。 

 写真③ 工事中の本堂。

 写真④~⑥ 国宝の「多宝塔」です。貞応2年(1223)に源実朝の菩提を弔い養母の大貮尼(大井氏)の御願いによって建てられた、日本に現存するものの中で二番目に古いものです。中には国重要文化財の木造五智如来像(運慶作と伝承)が祀られています。

 写真⑦ 国重要文化財の「経蔵」です。校倉造・寄棟造の建物。この「経蔵」には、安達泰盛が私財を投じて作らせた高野版といわれる版木486枚と経典が保管されていました。

 写真⑧ 国重要文化財四所明神社本殿(極彩色の春日造)です。ここには、高野山の地主神である丹生明神と高野明神が奉祀されています。室町時代中期の再建といわれていますが、一部に鎌倉時代の古い様式が残されています。。

 写真⑨ 境内の紅葉。