日本山岳修験学会関係

大山で拾った石と大山寺本堂前で見掛けた昆虫

【閑話休題】 10月22日の巡検の最中、大山の麓を流れる佐陀川の川原でこんな石を拾ろいました。白色と茶色の安山岩(?)の小石です。中に混入している鉱物は同じようです。私には変な趣味があって、こういうものを記念に収集するのが大好きです。 その約30…

日本山岳修験学会大山学術大会の3日目、見学会(巡見)№④

【承前】 10月22日、日本山岳修験学会大山学術大会の3日目、見学会(巡見)№③の続きです。 後ろを振り返りつつ阿弥陀寺の参道を下り、左手に逸れ上横手道を通って境目の石の大鳥居に向かう。(↓) 途中で出会った六地蔵たちです。(↓) この石の大鳥居(↓)…

日本山岳修験学会大山学術大会の3日目、見学会(巡見) №③

【承前】 10月22日、日本山岳修験学会大山学術大会の3日目、見学会(巡見)№②の続きです。 まず大山僧房跡全体測量図を紹介します。(↓) 見難いかもしれませんが、地図の左上に寂静山地区の僧房跡(1~39)、その左側に東地区の僧房跡(1~55)、そしてほ…

日本山岳修験学会大山学術大会の3日目、見学会(巡見) №②

【承前】 10月22日、日本山岳修験学会大山学術大会の3日目、見学会(巡見)の続きです。 大神山神社奥宮(大智明大権現社)から石段を下り、鈴木会長ご推薦の彫りの深い狛犬の爪を観察。(↓) 気のせいか、狛犬の目の輝きが何やら気味が悪いですね‥‥。 その…

日本山岳修験学会大山学術大会の3日目、見学会(巡見) №①

10月22日、日本山岳修験学会大山学術大会の3日目。今日は見学会(巡見)。 8時過ぎ、大山寺本堂への長い参道をへて、 門に入り、急な石段をゆっくりと上る。早朝なので人は殆どいない。 集合時間の8時30分のかなり前に、かつての中門院の中心・大山寺(天…

クックックックー、「鬼太郎の天井画」を寝転んで鑑賞。

10月20日(土)から22日(月)にかけて、日本山岳修験学会大山学術大会に参加し、最終日の22日の見学会で「大山寺僧房跡」を踏査してきました・・・・。・・・・そして最後に、圓流院で、境港出身の漫画家・水木しげるの「鬼太郎の天井画」を寝転んで鑑賞し…

日本山岳修験学会大山学術大会

10月20日から始まる日本山岳修験学会大山学術大会へ明日19日から行ってきます。ちょっと贅沢な4泊5日の高速バスの旅の始まりです。 もし時間があれば、ついでに大山(だいせん、標高1729m)へも登ってきたいと思っていますが、持病を抱えていますので無理…

関東地方への旅5日目 後半①

5日目(9月12日) 正午に三仏堂の前の輪王寺紫雲閣で昼食。素早く弁当をいただき、逍遥園散策などへ行くのを取り止め、急いで外に飛び出す。 さあ、これから短い時間を使って有名な東照宮へ初見参!! まず福岡藩主・黒田長政寄進の国重文・大鳥居を潜り、左…

関東地方への旅5日目 前半

5日目(9月12日) 今回特別に公開された日光山輪王寺の慈眼堂すなわち天海大僧正廟です。(↓) 国重要文化財に指定されています。 天海大僧正の墓地です。この下に、酢・水晶入りの棺に座ったままの天海の遺骸が納められているそうです。(↓) 境内にある…

関東地方への旅3日目及び4日目

3日目(9月10日) JR宇都宮駅経由で、本日の目的地・日光の入口・JR日光駅に到着。日本人以外の外国人も大勢いました。 ここが9月10日に始まった日本山岳修験学会日光学術大会の会場・日光総合会館です。(↓) 少し前、この会館前の駐車場で、昨夜一…

第34回日本山岳修験学会太宰府・宝満山学術大会の3日目 №④

<続きを受けて> 私達は、宝満山の山頂(上宮)からいったん崖下に降り、そのまま仏頂山の山頂に向かいました。 宝満山から眺望した仏頂山です。 仏頂山頂には、7世紀頃の法相宗の僧侶で宝満山の開山・心蓮上人の墓所があります。 皆で手を合わせ、登頂を…

修験道の行者(修験者)たち。

宝満山や日本山岳修験学会参加の行者(修験者)たちの写真あれこれ。 宝満山の修験者たちは、色鮮やかな市松模様で染め抜かれた鈴懸(すずかけ)と呼ばれる法衣を身にまとっています。 百段がんじを駆け上がる行者たち。 上宮で読経する行者たち。 彦山の方…

第34回日本山岳修験学会太宰府・宝満山学術大会の3日目 №③..

宝満山登山もこの後、いよいよクライマックスを迎えました。 中宮跡、「梵字岩」の先で、道が3つ(「羅漢めぐり」・「男道」・「女道」)に分かれていましたが、私達は山頂に向かうため真中の「男道」の石段を登りました。 前を行く人達に必死に追い付こう…

第34回日本山岳修験学会太宰府・宝満山学術大会の3日目 №②

前回の宝満山登山の続きです。このように硬く不規則に置かれた石段をひたすら登ります。 2合目にある「一の鳥居」に着きました。この花崗岩製の巨大な明神鳥居は、延宝7(1678)年に福岡藩3代藩主・黒田光之が寄進したものです。ここから当面の目的地であ…

第34回日本山岳修験学会太宰府・宝満山学術大会の3日目 №①

10月28日、第34回日本山岳修験学会太宰府・宝満山学術大会の3日目がはじまりました。ホテルを8時に出発。正に好い天気でした。 まず8時30分に、宝満山麓の下宮地区に鎮座する竈門神社で、4つの巡見コースに参加する全員で合同正式参拝をおこないました…

第34回日本山岳修験学会太宰府・宝満山学術大会2日目

10月27日、第34回日本山岳修験学会太宰府・宝満山学術大会の2日目がはじまりました。その日は雲が少しありましたが、好い天気でした。 日程の中心は研究発表。私も研究発表しましたが、時間が20分しかなかったので、表裏2枚(8頁)のプリントの概略を早口…

九州国立博物館内でトピック展示「山の神々」展を見学。

10月27日の昼休み時間を利用して、友人3人で、九州国立博物館4階の文化交流展示室関連第9室でおこなわれているトピック展示・竈門神社肇祀一三五〇年記念「山の神々―九州の霊峰と神祇信仰―」展などを急ぎ足で見学しました。 会期は、2013年10月22日(火…

第34回日本山岳修験学会太宰府・宝満山学術大会1日目

10月26日、第34回日本山岳修験学会太宰府・宝満山学術大会の1日目がはじまりました。 これが桃山建築として有名な太宰府天満宮の本殿です。 天満宮近くにある建物の中のエスカレーターと動く歩道に乗って山上の九州国立博物館に向かいます。でも、私は荷物…

日本山岳修験学会・第34回太宰府・宝満山学術大会について

『祈りの道』より掲載。 日本山岳修験学会 第34回太宰府・宝満山学術大会について 日程 平成25年10月26日(土)~28日(月) 会場 【1日目】公開講演・シンポジウム(九州国立博物館ミュージアムホール)、役員会(太宰府天満宮文華殿) 【2日目】研究発表…

白山信仰に関連する施設.の巡検 №④ .. 白山平泉寺遺跡

平泉寺城跡として国史跡に指定されている、越前の白山神社境内の南北一帯には、平泉寺遺跡があります。平泉寺は、応徳元年(1084)に延暦寺(天台宗山門派)の末寺になりました。しかし、久安年間(1145〜50)、園城寺(天台宗寺門派)長吏・3代熊野三山検校覚宗が…

白山信仰に関連する施設.の巡検 №③ .. 越前の白山神社

11月1日に、福井県勝山市にある、国史跡に指定された平泉寺城跡の中に含まれる越前の白山神社の境内を巡検しました。 奈良時代初期に白山を開いた泰澄大師の御廟にお参りしました。 参道を一の鳥居に向かいました。左の階段を上ると、平泉寺の塔頭・顕海寺…

白山信仰に関連する施設を巡検 №② 林西寺と白山本地堂の仏像

石川県白山市白峰村に、真宗大谷派の寺院である林西寺(りんさいじ)があります。ちょうど葬式をしていましたので、中に入れませんでした。 そして、そのすぐそばに、明治初年の神仏分離の嵐の中で白山の山頂付近から引き下ろされた下山仏を安置した白山本…

白山信仰に関連する施設を巡検 №① 白山比咩神社

昨日、発表はすべて終了。今日は、白山信仰に関連する施設を巡検。 白山が開かれたのは、奈良時代前期の養老元年(717)で、越の大徳として仰がれた泰澄大師の白山登攀・参拝によると言われています。 平安時代前期の天長9年(832)には、山麓に白山の3馬場(…

日本山岳修験学会・白山学術大会開始。

昨日は大阪市の堂島川の畔のホテルに泊りました。 今朝、ゆっくりと特急サンダーバード9号に乗り込み、石川県小松駅に着きました。あの小松空港・小松基地のある町です。小松駅を出発した直後のサンダーバードを写しました。 私はこれから各駅停車の電車で…

日本山岳修験学会・白山学術大会

畑にこじんまりとした可愛い花が咲いていました。ジャガイモの花かなあ?? 【訂正】改めて義母に聞いたところ、この花はインゲンマメの花ということでした。誤解を与えたことを、訂正してお詫びします。 今年の日本山岳修験学会・白山学術大会は、10月30日(…

2010年度国際熊野学会聖護院大会を京都市で・・・・。

5月22日から25日まで、ブログを休載して京都に行って来ました。 5月22日から24日まで、修験宗大本山の天台宗寺門派門跡・聖護院(しょうごいん)で、2010年度国際熊野学会聖護院大会が開かれました。私も23日に研究発表する予定があったので、この日から…

地元の小学生たちの和太鼓の演奏(ヴィデオ)

地元の小学生たちの和太鼓の演奏をヴィデオで撮影しました。 迫力があるでしょう。 どうかお愉しみ下さい。 【お詫び】ユーチューブの操作にミスがあったため、もしかすると午後7時11分以前にコメントを書いていただいたのに、消してしまったコメントがあっ…

日本山岳修験学会の研究発表会と懇親会

11月1日午前9時に、日本山岳修験学会の研究発表が始まりました。 午前9時から午後5時まで、18名の発表者が1人持ち時間20分(発表15分、質疑5分)で発表しました。短い時間なので、担当している5人の司会の方も大変だったようです。 私もかつて一度だけ…

日本山岳修験学会第30回記念高野山学術大会と宿坊・大円院と紅葉

日本山岳修験学会第30回記念高野山学術大会が10月31日(土)午後1時から高野山大学黎明館で開催されました。 初日は、公開講演会(日野西真定「山岳修行者としての西行」)と、「山岳信仰の原像・展開・課題」をめぐる公開シンポジウムのみでした。 シンポジウ…

日本山岳修験学会からの帰途 №④ C 上田市別所温泉の「ある記念碑」

昨年の11月6日,長野県上田市の常楽寺の直ぐ近くで「ある記念碑」を見掛けました。 その記念碑とは「山本宣治記念碑」です。そして,その周辺には「高倉テル・斉藤房雄記念碑」も建立されています。この3名の人物の関わりは,以下の通りです。 ちょうど80…