タイダム族の焼酎づくりの村にて

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 夕闇迫るルアンナムターの町に帰り,舗装されていない凸凹の道を通り,17時頃,南部の水田地帯の山麓にあるタイダム族(黒タイ族)のナムナム村に到着。
 ここは特に焼酎「ナムナムのラオラオ」で有名な村だそうです。

 1枚目の写真。ここが焼酎「ナムナムのラオラオ」(度数は50度)の醸造所・販売所です。周辺にはバックパッカーの宿泊施設もいくつかあります。
 
 2枚目・3枚目の写真。高床式住居の直ぐ近くに焼酎の醸造所があります。お祖父さんの時代につくられたそうです。
 ドラム缶の中に入っているのが自家製の餅米を糀で発酵させたものです。これを蒸留させると透明の焼酎になります。作り方は沖縄の泡盛と一緒です。泡盛のもとは,タイの「ラオロン」という焼酎ですので,何かの関係があったとも考えられます。
 いずれにしても,ここはとても正規の醸造所とは思えませんね。何か密造所のようなフンイキであふれています。衛生状態も良好とはいえませんね。
 なお,蒸留した後に出た米カスはブタの餌にされるそうです。

 4枚目の写真。使われている中国の糀です。

 見本の焼酎を一気に呑むように勧められましたが,これは美味しかった。気に入ったので,できたばかりという焼酎を1ℓ,買って来ました。値段は6000キープ(80円ぐらい)でした。
 
 やはりまだこなれておらず,ある種のエグ味が感じられました。見本に騙されました(笑)。