メコン川畔のパークウー洞窟にて

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 何日かぶりに,だんだんルアンパバーンが近づいて来ました。

 1枚目の写真。メコン川の支流ドゥ(ウー)川の河口を過ぎた辺りから,左岸にパークウー(パークゥー)の村が見えてきました。

 2枚目の写真。パークウー(パークゥー)洞窟です。この洞窟は,16世紀頃に,ラーンサーン王国の旧都ルアンパバーンでもっとも有名な寺院ワット・シェントーンを建てたセーターティラート王によって発見されたといわれています。それ以来,祭りの際には王が祈りを捧げるためにやって来たり,人々が思い思いの仏像を奉納したりするようになったといわれています。

 14時05分,パークウー洞窟に到着。ここは大小たくさんの仏像が納められている洞窟として知られていますが,上段・下段の2つの洞窟に分けられます。

 3枚目の写真。先ず,川に面したきり立った崖に刳り抜かれた下段の洞窟が「タムティン」とよばれている洞窟で,そこに入りました。
 
 4枚目の写真。ここにはかつて4000体もの仏像があったそうです。金像・銀像・銅像はここを侵略した中国の軍隊が持ち返ったりしたため,いまでは1500体ぐらいしかないそうです。

 5枚目の写真。2000kip(25円ぐらい)で供花と線香を買い,これからの旅の無事を仏に祈りました。

 6枚目の写真。ついで,階段を15分ほど上りました。ジューシマツのような小さな鳥を籠に入れた少数民族の可愛い子供たちがこれを1$で買ってくれと言って後を追っかけてきます。この小鳥は持ち帰るものではなく必ず途中で離してやらなければならないものです。これがタイ語で「功徳を施す」という意味の「タムブン」ということだそうです。
 
 7枚目の写真。ここが上段の「タムブン」洞窟です。洞窟の入口の近くに金粉で覆われたでっぷり太った人物の像があります。この人物はこの洞窟の中で熱心に修行していたこの国の王子でした。ところが,王子があまりにも美男すぎ,絶えず多くの女性がここに押し掛けたため修行にならず,そのため王子はわざと顔を汚し,たくさんのものを食べてぶくぶくに太ったため次第に女性たちが訪ねて来なくなり,安心して修行に励んだといわれています。
 
 8枚目の写真。「タムブン」洞窟の中は暗闇なので写真を撮るのにかなり苦労しました。ここへ入るには懐中電灯が必要ですね。懐中電灯を持ってこず,有料の懐中電灯を借りなかった私は,かなり苦労しました。

 9枚目の写真。「タムブン」洞窟の仏像の数は,下段の「タムティン」洞窟のそれよりもかなり少ないようです。

 10枚目の写真。揺れ動く桟橋を渡って,ルアンサーイ号に乗り込むところです。

 約1時間の滞在でした。