フアイサーイを出港,そしてラオトン族のワイパーラン村にて

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9月5日

 9時35分,フアイサーイで川下りの大船に乗船。メコン川を,ルアンパバーンまでほぼ2日かけて下ります。

 1枚目の写真。今日の合い客は,船首に近い方からアメリカ人夫婦(かな?? アジア系の女性との間に歳の差がありそう),シンガポール人(中国人系)親子,フランス人夫婦(??)とフランス人女性2人づれ,そして日本人団体が一番末席に。

 9時45分,小雨の降るフアイサーイを銅鑼の音もなく出港。

 2枚目の写真。メコン川の畔にあるフアイサーイの船着き場の風景。派手な装飾を施した大船が停泊しています。寒くも暑くもない生暖かい風がかえって肌に心地よかったです。

 3枚目の写真。しばらく進むと集落が見えてきました。今日のメコン川の流れは,より複雑な様相をみせているようです。流れが上に行ったり下に行ったり,渦を巻いたりしています。表面がこれですから川の中はもっと複雑でしょう。手で漕ぐ川舟では立ち打ちできません。これもメコン(鰐の川)の怖さの1つです。
 いつの間にか雨もやんでいました。

 4枚目の写真。今日の昼食は,バイキング方式による食事です。どれもこれも美味しかったです。久し振りにもち米を使わない食事をしました。好物の腸詰の美味しかったこと。

 5枚目の写真。ラオトン族のワイパーラン村が見えて来ました。

 12時40分,ラオトン族のワイパーラン村に到着しました。ここは人口が100人ばかりの,砂丘の上に建つ高床住居主体の集落です。生業は農業(焼畑・稲作)と漁業だそうです。陸稲の他にビールの原料になるマクレーや,ゴマも作っているそうです。
 精霊(ピー)を信仰する,医者が常駐しない村の1つだそうです。
 メコンが運んできて堆積する砂粒の細かいこと。砂の色は灰色から白色をしています。茶色ではありません。

 特別ガイドのトゥア・モアーさんが案内してくれます。トゥア・モアーから簡単なラオトン語を教えてもらいました。ちなみに( )の中はラオ語の言葉です。
  「今日は」・・・・スマイー(サバーイディー)
  「ありがとう」・・・・スマイルー(コプチャイ)
  「さようなら」・・・・ヨカーラ(ラーコーン)

 6枚目の写真。まずお出迎えはいつものように子供たちでです。この村の女の子はほとんどの子が伝統のスカートを穿いています。

 7枚目の写真。高床倉庫がありました。屋根に組まれている千木のことをシンユアンと呼ぶそうです。ちゃんと円形の「ねずみがえし」もありました。
 いつものように穂摘みの道具の絵を見せましたところ,これはモン族のもので自分の村では昔からこんなものは使っていないとのことでした。代わりに刈り入れに使っているという,かなり使いこんだ鉄製の鎌を見せてくれました。
 日本でも古くから使われていた木製の竪杵と臼の現物も見かけました。籾摺り精米に使用したのでしょう。

 8枚目の写真。畑が見えます。実はここへ行って周りを見回したかったのですが,時間がなくそれも叶わず,残念でした。

 13時35分,ラオトン族のワイパーラン村を出港。約1時間の滞在でした。