#歴史

国際熊野学会南山大学大会のこと

むさ苦しい格好をした、まるで私のようなうちひしがれたムクドリに出会いました。思わず、頑張れと声をかけていました。それに引き換え、メスは顔が見えませんが、すっきりとしていますね。 私も、これから公私ともに頑張っていきたいと思います。 国際熊野…

上野の東京国立博物館にて

一昨日(5月8日)、今回の東京訪問の目的の1つである上野の東京国立博物館へ行って、「ブッダ展」を鑑賞して来ました。そこでは、他に「写楽展」もおこなわれていましたが、今回は時間の関係から「写楽展」へは行きませんでした。 この後、当たり前の如く、…

三重大学准教授・山田雄司氏から『親鸞の水脈』9号をご恵贈いただきました。

春の訪れとともに、私の庭にも鳥や蝶の出入りが多くなって来ました。 そして、昨日、久し振りにイソヒヨドリがやって来ました。いつもやって来るイソヒヨドリかどうかわかりませんが、屋根の上から周りを睥睨していました。 三重大学准教授・山田雄司氏から…

『和歌山市立博物館紀要』25号と「世界遺産熊野の保存と活用」をご恵贈いただきました。

和歌山市立博物館館長の寺西貞弘氏から『和歌山市立博物館紀要』25号(「岩瀬広隆筆賑糶之図の歴史的背景」)と「世界遺産熊野の保存と活用」(『日本歴史』752号、2011)をご恵贈いただきました。謹んで感謝申し上げます。 特に後者の論考は私がフィールドワー…

「石山合戦」、そして「牽牛子塚古墳」について。

つい先日、関西大学古代史研究会へ行って来ました。 まず、園田香融関西大学名誉教授が登壇し、教科書にも出てくる「石山本願寺」が史料的に「大坂本願寺」としか考えられないこと、それゆえ「石山合戦」は「大坂合戦」とすべきことを主張されました。先生…

『徳島平和ミュージアムプロジェクト報告書』(2011年)ご恵贈いただきました。

徳島県立博物館人文課長の長谷川賢二氏から『平成22年度文化庁美術館・歴史博物館活動基盤整備支援事業 徳島平和ミュージアムプロジェクト報告書』(2011年)をご恵贈いただきました。 ずいぶん前にご恵贈いただきながら、ご紹介とお礼がおそくなりました。感…

伊藤裕偉氏から『聖地熊野の舞台裏』をご恵贈いただきました。

三重県教育委員会文化財保護室主査の伊藤裕偉氏から『聖地熊野の舞台裏―地域を支えた中世の人々―』(高志書院、2011年)をご恵贈いただきました。感謝申し上げます。 以下、「はじめに」をそのまま、引用させていただきますが、特に後ろの方に書かれた「熊野…

永冨明郎『天神さまの細道』の出版を祝福する。

大学時代からの友人で、山口県出身の永冨明郎氏が『天神さまの細道―菅原道真を紀行する―』(東洋図書出版株式会社刊、2011年2月)を出版されました。 平安時代前期の政治家である菅原道真が辿った政界への道は摂関政治を目指した藤原氏一族とのすさまじい…

カンボジア・タブローム僧院を訪ねて ②

これが、タ・プローム僧院の内部です。目の前に西側入口の塔門が見えて来ました。 これは、西側入口の塔門から入った所にあるラテライトの切石で作られた北側の塔と、根の一部が塔に食い込んだスポアン(榕樹)です。 そしてこれは、西側入口の塔門のそばにあ…

カンボジア・タプローム僧院を訪ねて ①

12月12日、午後3時5分にホテルを出発し、3時35分にタ・プローム僧院に到着。 図面は、『地球の歩き方 10〜11 アンコール・ワットとカンボジア』P54から借用しました。感謝します。 タ・プロム僧院は、クメール帝国全盛時代の皇帝・ジャヤヴァルマン7世…

カンボジア・プレループ寺院を訪ねて

久し振りにカンボジアの話に戻ります。 12月12日(5日目)、午前11時29分に東メボン寺院遺跡を出て、午前11時31分に直ぐ近くのプレ・ループ寺院遺跡に到着しました。 図面は、『地球の歩き方 10〜11 アンコール・ワットとカンボジア』P60から借用しました。…

公開シンポジウム「和歌山平野の集落遺跡―弥生時代から古墳時代へ―」のこと。

久し振りのジョウビタキのオスです。26日撮影。 1月30日に、和歌山県文化財センター主催の公開シンポジウム「和歌山平野の集落遺跡―弥生時代から古墳時代へ―」が開かれます。興味ある方はふるってご参加ください。

公開シンポジウム「寺を造る」について

公開シンポジウム「寺を造る―北山廃寺を支えた古代の技術―」のお知らせ 親交のある和歌山県文化財センターの丹野拓氏から案内状をいただきました。実はこの日には、御影史学研究会1月例会(西宮市立勤労青少年ホーム)があり、これまた親交のある竹内智宏氏…

カンボジア・東メボン寺院を訪ねて

12月12日、バンテアイ・スレイ寺院遺跡からアンコール地域に帰り、午前11時に東メボン(メボン・カーン・カウト)寺院遺跡に到着しました。 この寺院は、10世紀中頃(952年)に、9代クメール国王ラージェンドラヴァルマン2世によって、4代クメール国王ヤショ…

カンボジア・パンテアイスレイ寺院を訪ねて ②

バンテアイ・スレイ寺院を見学する人々があまりにも多過ぎたため、私達はすぐに中心部に向かわず、取り敢えず環濠と第1周壁(東西約175m、南北約150m)に囲まれた北西隅に行き、そこでガイドさんから説明を聞く。後ろの壁の一部が崩れているのが見える。 …

カンボジア・パンテアイスレイ寺院を訪ねて ①

12月12日(5日目)早朝、アンコール・ワットからの日の出を見に行くことになっていましたが、前日に夕陽を見に行っていましたので、健康状態を維持することを優先してゆっくりとすることにしました。 8時30分、ホテルを出発し、シェムリアップから北東40km…

カンボジア・アンコールワットを訪ねて ⑤

下に降りてきた後、再び第1回廊に戻ってきました。 第1回廊南面西側の石壁に、シュールヤヴァルマン2世の行軍の様子が刻まれています。最初のレリーフは占い師に戦いのことを占ってもらっているシュールヤヴァルマン2世を刻んだものです。この写真とそ…

カンボジア・アンコールワットを訪ねて ④

アンコール・ワットの第2回廊のある2層から、第3回廊のある、4隅に建てられた4つの塔や中央塔及び中央祠堂を見上げつつ、無数の人々が並ぶ長い列に押され、右回りに、手すりと木の階段が敷設された南階段側に回り込みました。 そして、午後4時18分、…

カンボジア・アンコールワットを訪ねて ③

アンコール・ワットの正面玄関が修理中なので、北西端の出入口からアンコール・ワットの中心部の中に入りました。 図面は、『地球の歩き方 10〜11 アンコール・ワットとカンボジア』P21から借用しました。感謝します。 まず手前の一角で、闘いに勝利した後…

奈良時代の熊野の一豪族の出身で貴族にまで出世した熊野直広浜

新年早々ですが、「カンボジア旅行日記」を休載し、阪本敏行「平城京で生活していた二人の熊野人――熊野直広浜と村君安麻呂」(和歌山県田辺市立図書館講演録)から、奈良時代の熊野の一豪族の出身で貴族にまで出世した熊野直広浜(くまののあたえひろはま)につ…

カンボジア・アンコールワットを訪ねて ②

さらに、参道をたどりつつ、ひたすら前に進み、アンコールワットの奥深くまで入ってきました。遠くに中央祠堂を中心に展開された伽藍の一部が見えています。修復のために青いビニール・シートが被せられているようです。 遠くに中央神殿の特徴的な建造物が…

カンボジア・アンコールワットを訪ねて ①

12月11日、ベンメリア寺院遺跡見学後、アンコール地区の遺跡巡りをするため、3日分の写真入のチケットを所定の場所で購入。 午後2時55分、いよいよアンコール・ワットに到着。 アンコール・ワットは、12世紀前半に18代国王でクメール帝国の創始者(皇帝)…

カンボジア・ベンメリア寺院を見学。

前日、カンボジアのシェムリアップのアンコール・ミラクル・ホテルに1泊し、12月11日(4日目)午前8時に国道6号線をベンメリア寺院に向けて東に出発しました。 途中、このような農村地帯をいくつも通過しました。この辺りは米の二期作地帯で、今は農閑…

カンボジア・バイヨン寺院の「仏教寺院」としての痕跡。

バイヨン寺院は、王都アンコール・トムの真ん中に、マハーヤーナ(大乗)仏教の影響のもとに「仏教寺院」として21代国王ジャヴァルマン7世によって建立されました。中心祠堂には蛇王に守護された仏陀坐像が安置され、それを取り巻くたくさんの塔や回廊には…

カンボジア・バイヨン寺院のジャヤヴァルマン7世の夫人たちのレリーフ。

本日は、12月13日(6日目)の午前9時31分〜32分頃に撮った、王宮アンコール・トムの中心寺院・バイヨン寺院の創設者・ジャヤヴァルマン7世の二人の夫人のレリーフと称されているものを紹介します。 中心塔群の正面にあたる15塔東面のデバターの彫像で、後…

カンボジア・バイヨン寺院のアプサラ・ダンサーのレリーフ。

一昨日、12月11日(4日目)に写真を撮ったバンティアイ・クディ寺院のアプサラ・ダンサーのレリーフを紹介し、昨日、現在カンボジアでおこなわれているアプサラ・ダンス・ショーを紹介しました。 本日は、12月13日(6日目)の午前中、9時42分〜43分頃に撮っ…

カンボジアのアプサラ・ダンス・ショー。

12月11日(4日目)の午後7時頃から、シェムリアップ市内のあるレストランで、アプサラ・ダンス・ショーを鑑賞しました。 9世紀頃に生み出されたカンボジアのアプサラ・ダンスは、『ラーマーヤナ』を基本にした踊りで、ゆっくりとした動きの中に優雅さを…

カンボジアのバンティアイ・クディ寺院

12月11日(4日目)の午後5時20分から35分間、暗くなってきたにも拘らず明日の予定を繰り上げて、バンティアイ・クディ寺院を見学。 ここは元来、ヒンドゥー教寺院(ヒンドゥー教神殿、クティ)だったそうですが、クメール帝国の皇帝・ジャヤヴァルマン7世…

カンボジア・スラスラン遺跡

12月12日(5日目)の12時から10分間、スラ・スランの池と、池と関連するテラスの遺構に立ち寄りました。 この遺跡は、昨日の夕方出かけたバンテアイ・クディ僧院の正面に位置し、クメール(真臘)帝国の皇帝(21代国王)・ジャヤヴァルマン7世が沐浴するた…

カンボジア・アンコール遺跡保存ユネスコ・プロジェクト事務所内にて。

12月13日(6日目)、まず午前8時5分にアンコール遺跡保存ユネスコ・プロジェクト事務所にやってきました。ここは、自然に囲まれた所で鳥のさえずりが聞えていました。 池では、白いハスの花が咲いていました。 ここで、午前9時5分まで、映画を観たり、…