2011-01-03 カンボジア・アンコールワットを訪ねて ③ ヴェトナム・カンボジア旅行 #歴史 アンコール・ワットの正面玄関が修理中なので、北西端の出入口からアンコール・ワットの中心部の中に入りました。 図面は、『地球の歩き方 10〜11 アンコール・ワットとカンボジア』P21から借用しました。感謝します。 まず手前の一角で、闘いに勝利した後の宴の様子やサルたちの様子を写真に撮ることに熱中。それにしても、ここのレリーフは見事でした。 第1回廊西面北側の石壁には、インドの叙事詩『ラーマヤーナ』の物語が彫り込まれています。 第1回廊西面北側の石壁で見た、ラーマ王子とサル軍団との連合軍が敵対するラーヴァナ(悪魔)軍と激しく戦う様子を描いたレリーフは迫力満点で見応えがありました。下のレリーフはサル軍団の大将ハヌマーンの肩に乗って弓を射るラーマ王子の勇姿を描いたもの。短い時間で素通りするのが実に残念でした。 ついで、上のレリーフはハヌマーン軍と戦う、20本の腕と10の頭を持つ魔王ラーヴァナの姿。下のレリーフはラーヴァナが乗った馬車の周辺で戦うサル軍団。すごい迫力でした。 さらに、第1回廊西面南側の石壁には、インドの叙事詩『マハーバーラタ』の物語が彫り込まれていました。これまた見事でした。 『マハーバーラタ』にうたわれた、左側から進軍してくるカウラヴァ軍と、右側から進軍してくる国王のバンダヴァ軍の戦闘風景を表現したものです。 ついで、人々が触って黒ずんだデバター(女神)の乳房を眺めつつ、私もちょっと触って、十字回廊をへて、沐浴する池の跡へ向かいました。 ついで、階段を上り、第2回廊へ向かいました。もう付いて行くのがいっぱいいっぱいでした。