永冨明郎『天神さまの細道』の出版を祝福する。

 
  大学時代からの友人で、山口県出身の永冨明郎氏が『天神さまの細道―菅原道真を紀行する―』(東洋図書出版株式会社刊、2011年2月)を出版されました。
 
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  平安時代前期の政治家である菅原道真が辿った政界への道は摂関政治を目指した藤原氏一族とのすさまじい闘いの道でした。しかし、その道は天皇の支持だけを当てにした、今にも切れそうな細い道でした。
  その道は結局切れてしまいましたが、菅原道真が目指したものとは何であったか、もう一度考えてみるべき時に来ているのかもしれません。
  この作品は、9年前から地方新聞『宇部時報』に長く連載されてきたものですが、この機会に是非、多くの方々に、お読みいただきたいと思います。
  定価は1800円です。
 
【目次】
 
序章/伝説の始まり
第一部 奈良から
  第一章 道真が生きた時代
  第二章 ルーツ
  第三章 菅家廊下
  第四章 少年時代
  第五章 藤原一門の足取り
第二部 平安京
  第六章 平安京
  第七章 文章博士
  第八章 皇位継承問題
  第九章 讃岐へ
  第十章 阿衡の紛議
  第十一章 行政改革
  第十二章 遣唐使
  第十三章 左遷
  第十四章 東風吹かば
第三部 大宰府にて
  第十五章 大宰府
  第十六章 怨霊から天神へ
  第十七章 天満天神への道
  第十八章 天神さん拡大の道
終章/天拝山より
あとがき
参考文献一覧
菅原道真関連略年表