カンボジア・アンコールワットを訪ねて ⑤
下に降りてきた後、再び第1回廊に戻ってきました。
第1回廊南面西側の石壁に、シュールヤヴァルマン2世の行軍の様子が刻まれています。最初のレリーフは占い師に戦いのことを占ってもらっているシュールヤヴァルマン2世を刻んだものです。この写真とその下の写真(後ろがクメール軍団、前でややにゃついているのがタイ傭兵軍団)は、『地球の歩き方 10〜11 アンコール・ワットとカンボジア』P25からお借りしました。感謝します。
南面東側の石壁には、「天国と地獄」の様子が詳しく刻まれています。これが「ヤマ」つまり閻魔大王です。水牛に乗り、18本の手に剣を持っています。
東面南側の石壁には、ヒンドゥー教の天地創造神話で知られている「乳海撹拌」の様子が詳しく刻まれています。このレリーフは、「乳海撹拌」の中心場面で、大曼荼羅山の上で大亀(この写真では残念ながらカットしています)に乗って指揮を取るヴィシュヌ神が刻まれています。ナーガを引っ張る、左が阿修羅側、そして右が神々側です。
すべて見終わった後、東の塔門から外に出ました。
まっすく歩いて行きますと建物がありました。
そこを左折してアンコール・ワットの外に出、午後5時10分にバスに乗り次に見物するバンテアイ・クディ寺院に向かいました。この後はすでに書いた「バンテアイ・クディ寺院」に続きます。