シリアのマリ遺跡出土の「泉
水の女神像」(
アレッポ博物館所蔵)を紹介します。
この「泉
水の女神像」は,紀元前18世紀,ユーフラテス川畔にマリ王国を復活させたものの,
バビロニア王国のハンムラビ王の攻撃を受けて敗れたジムリ・リム王の宮殿で発見されました。
この「泉
水の女神像」は,紀元前18世紀に制作された気品にあふれる神像です。両手に水を入れる壷を持っています。別の目的でここを訪れたのですが,この神像を間近で拝観することができ,満足しました。
なお,「泉
水の女神像」は頭部に雄牛の角を付けていますが,これはオリエントに共通する権威のシンボルです。