趣味の世界

『カーペンターズ40/40ベスト・セレクション』購入

いつも自動車の中にテープを持ち込んで,ビートルズ,ベンチャーズ,サイモンとガーファンクル,そしてカーペンターズなどの代表曲を何度も聴いていました。大変,リラックスしたものです。 そして,今回,カーペンターズの結成40周年を記念して発行された…

須田剋太の,「魁」という書。

最近,いつも見ていたい書があります。 それは埼玉生まれの洋画家・須田剋太(すだこくた)の,鬼という字を内包する「魁」(さきがけ)という書です。 僭越ながら,見るものを威圧するその書から,いつも「先を進む先人となる」勇気をもらっています。 『秋華洞…

葛飾北斎の浮世絵「富士山」

葛飾北斎の浮世絵ですが,同じ「富士山」をテーマ(タイトルは「冨嶽三十六景」)にしていながらなぜこのように違うのか。 不可思議ですね。 『浦上蒼穹堂30周年記念』より。

ちょっと一服。

最近,色々な私用や頼まれ仕事があって自分のやりたい仕事ができなくなっていました。しんどいのなら引き受けなければいいのですが,それもできずにただ疲れる一方でした。 ただこの間にも,桜が美しく咲き今や散ろうとしています。 このへんでちょっと一服…

イガミの一夜干しと宋胡録鉄絵魚文大皿

イガミ(ブダイ)の一夜干しが手に入りました。イガミはブダイともいわれています。奈良時代には磯鯛ともよばれたそうです。 生のイガミならば,和歌山では煮付けにして食べることが多いのですが,家人が外に出たついでに,イガミを一夜干しにしたものがあった…

初期伊万里白磁皿

陶芸に打ち込んでおられるある方と約束していましたので,前に栗の盛り皿として使用しました「かぶら」の絵を刻描した初期伊万里白磁皿を掲載させてもらいます。 裏側をお見せすればいいのですが,この時期の白磁の特徴である,釉薬のずぶ掛けの様子がよくわ…

サヌカイトの原石

石の話題を続けます。 これはサヌカイト(讃岐石)と呼ばれている石です。この石はかなり風化していますので,灰色に見えますが,本来は黒色緻密な石です。金槌でたたけば金属音を発します。 それゆえ,原始・古代社会では石器を作る石として遍く知られていま…

南部川の上流・清川山中から切り出された清川石

和歌山県の石に関する話を続けます。 南部川流域出土の盆石・水石といえば,なんといっても石灰質ノジュール(団塊)である古谷石が有名ですが,古谷石は音無川層群の下部層にあたる瓜谷累層(約5700万年以上前の地層)から出土する岩石です。 南部川の上流…

南部川の支流附近の山中から掘り出された古谷石

日本人は古くから美しい風土の中で自然を愛し、自然と慣れ親しんできました。 そして,自分達の自然観をよりはっきりと表現するため,床飾りとして盆の上に自然石(盆石)を置くことで山々を表し、日本古来の縮景芸術の1つとして自然が織り成す様々な表情を盆…

懐かしい本

どこへ行ったかわからなくなっていた本を探しているうちに,懐かしい本を見つけました。 かつて,世界を旅行する時には必ず持って行っていた『世界の心を歌う世界のうた』(野ばら社)です。 この本はたぶん2冊目の本です。1冊目は使い過ぎてバラバラになっ…

岐阜県古川町(現飛騨市)のなつかしい風景

旦那寺の観福寺(臨済宗妙心寺派)から『花園』2月号が送られてきました。 その表紙の裏に,学生時代に放浪した岐阜県古川町(現飛騨市)のなつかしい風景(シリーズ「昭和の風景」)を描いたパステル画が掲載されていました。私の記憶はもう殆どうすれてしまいま…

少し心を奮い起こすために

昨日から今日にかけて忙しく,疲れ気味です。 美術カタログ『秋華洞』に掲載されていた大田垣蓮月の短冊を目で追いつつ,その和歌の世界に心を躍らせ,しばし心を癒しました。 「くさの名の思ひのはてハくちてだに のべのほたるともえわたるらん」 (「草の名…

ローマン・ガラスの拾い物。

これも拾い物です。 ローマン・ガラスです。モザイク法によって作られています。2000年前のものでしょう。 1枚目の写真が,破片の内部を写したモノで,2枚目の写真は,破片の外部を写したものです。裏表の関係にあります。 破片ですが,水を濡らして内外両…

ひろってきた岩石あれこれ

私には奇妙な癖があります。趣味といってもいいのですが。 それは,旅であちこちに出掛けた際に,気に入った岩石を拾って帰って来ることです。他人には何の価値もないものですが,これが好いんですね。 でも,中にはちょっとは価値のあるものもあります。い…

ガランガランという音を鳴らす銅鐸(銅製のベル)

数年前に同好人から小さな銅鐸(銅製のベル)を譲ってもらいました。 中国の三国時代のものだとのこと。 中に舌が入っているので振るとガランガランという好い音がきこえます。たぶん放牧地でその居場所を知らせる為に,家畜の首にぶら下げられていたものでし…

愛着の犬型陶笛

両親は,昔から土鈴を集めていました。日本各地を旅した記念に土鈴に的をしぼってコレクションしていたようです。今でもたくさんの土鈴が実家に残されています。 その影響もあってか,私は大好きな動物の土偶を中心に世界各地の土偶を集めています。 中でも…

シリアのテル・エルクィータールから出土した土製の封書つきの手紙

私は,ある目的のため,切手や封書・手紙のコレクションを古くからおこなっています。 現状では,それほど素晴らしいコレクションではありませんが,最後には是非ともこれをコレクションの1つに加えて死にたいと思っているものがあります。 それが,この写…

世紀の大発見!!

とうとう,空を渡る龍の姿をとらえました。龍は,夕陽の中を那智滝方面から太平洋方面に向かって悠々と渡って行っているようです。 1枚目の写真は,雲の上で長い首を少しもたげた龍の勇姿,そして2枚目の写真は雲の間を見え隠れするように渡って行く龍の姿…

大蔵流小鼓・久田舜一郎公演会の御案内

大蔵流小鼓・久田舜一郎公演会の御案内 6月10日(日)13:00~ 「蘭の会」 演目【卒塔婆小町】シテ 藤井完治,小鼓 久田舜一郎 ●神戸 湊川神社神能殿にて 7月15日(日) 「能楽協会大阪支部特別公演」 演目【求塚】シテ 大西智久,小鼓 久田舜一郎 ●大阪 大槻能…

藩札。祖母の遺品か。

最近死亡した母親の遺品を整理しているうちに,大量の衣服と少数の藩札を見出しました。 母親は昔からお洒落で着道楽の人でしたので,衣服は母親のものであることに間違いはないのですが,古銭・紙幣を集めていたということは聞いたことがありませんので(も…

今日は憲法記念日です。

今日は憲法記念日です。しかも,憲法は今年で満60年をむかえました。 本当はめでたいめでたい,と盛り上がりたいところですが,昨今の改憲の動きをみていると,めでたがってばかりはいられない気がします。 何せ,還暦をむかえたとたんに生命を断たれようと…

切手収集の僥倖

昨日,ちょっとした御縁から(ただ見知らぬ方と道で立ち話をしただけなのですが),職場の近くにお住まいのS氏が愛情をこめて熱心に長年収集してこられた切手コレクションを譲り受けることになりました。 私も切手収集家の端くれなのでそれが御縁になったので…

古代エクアドルの青銅貨幣

最近,祖父や祖母の遺品を整理しています。その中から古銭・切手や骨董など懐かしいものを幾つか見つけました。それらを見ているうちに,趣味というものも遺伝するんだなあ,とつくづく感じました。 私は,明治・大正・昭和の小規模古銭・切手収集家だった祖…