#書道

力強い書体に心惹かれるこのごろです。

近ごろ、書というものに大いに心惹かれるように なりました。 中でも、日本の奈良時代の書の雄渾な書体に何 といっても大きな魅力を感じ、身近に置きたいと思 うようになりました。 ここにあげたのは、薬師寺伝来の『大般若経』 の断簡です。弘法大師・空海…

安宅入道冬康の書体

ずっと前に、昔から楽しんでいた『百人一首』の女流歌人たちの和歌を書いたもの(25枚のうちの1枚でしょう)をオークションで手に入れました。 №57から№60までのお馴染みの4人(紫式部、大貮三位、赤染衛門、小式部内侍)の和歌を書き抜いたものです。 しかし…

須田剋太の,「魁」という書。

最近,いつも見ていたい書があります。 それは埼玉生まれの洋画家・須田剋太(すだこくた)の,鬼という字を内包する「魁」(さきがけ)という書です。 僭越ながら,見るものを威圧するその書から,いつも「先を進む先人となる」勇気をもらっています。 『秋華洞…

思い掛けぬ所でこんな書が。

調査におもむいた古座の思い掛けぬ所でこんな書が・・・・。 さて,これは誰の書でしょうか?? そうです・・・・。 「芸術は爆発だ」の岡本太郎の書です。ここに泊った時に書いてくれたんだそうです。 文面はわかりますね。 「あら勿体ない 河内祭」 今風です…

少し心を奮い起こすために

昨日から今日にかけて忙しく,疲れ気味です。 美術カタログ『秋華洞』に掲載されていた大田垣蓮月の短冊を目で追いつつ,その和歌の世界に心を躍らせ,しばし心を癒しました。 「くさの名の思ひのはてハくちてだに のべのほたるともえわたるらん」 (「草の名…