『海の熊野』という本が出版されました。

 
  谷川健一・三石学編 『海の熊野』(2011)という本が出版されました。出版社は東京の森話社です。定価は本体3500円+税です。
  私も一文を書いています。興味ある方はどうぞ買って読んで下さい。
 
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  執筆者は15名です。数人、執筆がダブっている人達もいます。
 
  【目次】
  序  谷川健一
    
  海の熊野の魅力  谷川健一
  黒潮黒潮反流  三石学
  海からの眼差し 海への眼差し  熊野の祭りの基層  桐村英一郎
  花の窟  三石学
   
  熊野の補陀落渡海 水葬儀礼に着目して  山本殖生
  熊野の漂着神と徐福信仰  三石学
  熊野水軍 中世前期を中心にして  阪本敏行
  熊野比丘尼と絵解き  林雅彦
    
  関東・東北出漁 熊野漁民の進出①  川島秀一
  土佐、壱岐、五島の鯨取り 熊野漁民の進出②  田中弘倫
  熊野漁民の遭難  稲生淳
  赤須賀船巡回と紀勢本線の開通  三石学
  熊野川河口の風景 昭和初年ごろ  宇江敏勝
  海女、いまむかし 志摩、熊野灘の磯辺を歩く  川口祐二
      
  熊野の地震津波  三石学
  青岸渡寺那智の滝  田中弘倫
  奥熊野の銅山 色川・那智を中心に  田中弘倫
  奥熊野の隠れ切支丹娘  中田重顕
      
  外国人が見た幕末・明治の串本・大島  稲生淳
  熊野灘で起きた外国船の遭難  稲生淳
  英国人灯台守と真珠貝ダイバー  稲生淳
  熊野文化の先進性と開明性  明治の「大逆事件」が与えた衝撃と余波  辻本雄一
  南方熊楠と熊野  吉川壽洋
      
  分布からみた熊野の地名  桑原康宏
  浦神・宇久井半島の微細地名  田中弘倫
  熊野川か新宮川か 熊野川改名問題  田中弘倫
 
  あとがき