田所顕平『近代地域社会の教育願望と学校』のご紹介。
和歌山県立高校社会科教員を長く勤められた歴史教育者協議会会員の田所顕平氏から、近著『近代地域社会の教育願望と学校―和歌山県の実業教育を中心に―』(ウイング出版部、2013年、6000円+税)をご恵贈いただきました。
この本は、戦前の和歌山県でおこなわれた実業教育と教師たちの教育実践を中心にして、近代地域社会における人々の教育への願望と学校が果たした役割などを通して戦前教育について考察した論文を集めて一書としたものです。
章立ては次の通りです。
序章
第一編 実業教育のはじまりとその展開
第一章 実業補習学校の設立と展開
第二章 実業学校の設立とその背景
第二編 昭和前後の教育実践
第三編 昭和戦前期・戦中期の地域と教育
第一章 昭和恐慌期の農村教育と地域
第二章 戦時大戦下の実業教育
終章
掲載論稿一覧
あとがき
索引
心から感謝申し上げます。
これまでの生き様をこのような形でまとめられた氏に敬意を表したいと思います。