今野敏氏の『同期』を読了。

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 もともとミステリーが大好きだったのですが、最近、警察小説に熱中しています。

 佐々木譲(ささきじょう)氏の小説と並んでよく読んでいるのが、今野敏(こんのびん)氏の小説です。
 彼は、『隠蔽捜査』シリーズ(今3冊目)でその名前が知られるようになりましたが、吉川英治文学新人賞山本周五郎賞などを受賞した実力派の作家です。

 今回は『同期』を読了しました。
 この小説は、巨大な安保マフィアに対抗するため、潜入捜査によって民族派の大物活動家(右翼)への接触をはかり、安保マフィアに命を狙われた同期の公安警察官を救うため、特捜本部の方針に抗う若手の警視庁刑事の活躍と、彼等を取り巻く日本の警察の人間模様を描き出した傑作です。

 これ又、お勧めの警察小説です。