日本史情報

『和歌山地方史研究』53号の内容紹介

和歌山地方史研究会は{『和歌山地方史研究』53号(2007年6月)を発行しました。 その主要な内容は次の通りです。 研究 寺西貞弘「大宝神祇令施行と伊太祁曾三神分遷」 岡本寿郎「三尾カナダ連絡協会と戦後送還舎の奇跡-和歌山県三尾地区とカナダのトロント-…

袖ケ浦市郷土博物館開館25周年記念特別展「房総と熊野」のおしらせ

おしらせ ☆千葉県袖ケ浦市郷土博物館開館25周年記念特別展 「房総と熊野」 日時 2007年9月29日(土)~11月11日(日) 会場 袖ケ浦市郷土博物館(千葉県袖ケ浦市下新田 袖ケ浦公園内) ☆袖ケ浦市郷土博物館主催・国際熊野学会共催の記念シンポジウム 「房総と熊野…

平安京文化研究会のご案内

山本一也さんから,平安京文化研究会のご案内をいただきました。 転載させていただきます。 ふるってご参加ください。 日時 平成19年10月21日(日)13:00~17:00 (時間厳守でお願いします) 会場 京都大学総合人間学部棟1B06(地下、北東隅) http:…

和歌山地方史研究会例会の御案内

和歌山地方史研究会例会の御案内 日時:2007年5月19日(土) 場所:和歌山市勤労者総合センター (和歌山市西汀丁34番地〈商工会議所北隣〉) 報告: Ⅰ 前田正明氏(和歌山県立博物館学芸員)「天正19年の高野山領検地について」 Ⅱ 大河内智之氏(和歌山県立博物館学…

平安京文化研究会5月例会の案内

平安京文化研究会5月例会の案内がとどきました。紹介させていただきます。 ○日時 5月27日(日) 13:00~17:00(時間厳守) ○場所 明石市生涯学生センター(JR・山陽電車「明石駅」下車、徒歩3分) http://www.edi.akashi.hyogo.jp/llc/top.html ○ア…

平安京文化研究会から3月例会のご案内

平安京文化研究会から3月例会の案内が来ていますのでお知らせします。 ◆日時 3月11日(日) 13:00~17:00 ◆会場 京都大学 総合人間学部棟 1B07 http://www.h.kyoto-u.ac.jp/soujin/welcome/map.html ◆報告 1.新見克彦「無住の宗教実践と修道観」 参考…

廊之坊重盛の供養塔に関連した史料

瀧執行であった廊之坊重盛の供養塔(慰霊碑)に関連した史料を集めています。 とりあえず,『熊野那智大社文書』からということで関係史料を集めました。未だ抜けているものもありますが,これをどう組み立てていくかが今後の課題です。 〔廊之坊重伝関係史料…

第27回和歌山地方史研究会大会ご案内

第27回和歌山地方史研究会大会ご案内 日時:2007年2月18日(日) 場所:和歌山市立博物館2階講義室(市立博物館では入館料が必要です) 内容: Ⅰ 総会:13:30~13:30 Ⅱ 報告:13:30~15:20 佐々木宏治氏「県指定史跡・水軒堤防の発掘調査」 武内善信氏「『南方』と…

廊之坊重盛の慰霊碑

今日,天気が良くなってきたので,午後,前々から考えていた那智山廊之坊の重盛(天正九年〈一五八一〉死去)の最期の地を見に行って来ようと思い立ちました。 早速,廊之坊の子孫である那智勝浦町の汐崎光氏と連絡を取り,その場所(『廊之坊・神光坊由緒覚』…

汐崎光氏蔵の『廊之坊・神光坊由緒覚』雑感

和歌山県那智勝浦町にお住まいで那智山廊之坊のご子孫である汐崎光氏所蔵の『廊之坊・神光坊由緒覚』を初めて読んでみて,私がかつて拙著所収の論文で推定して勝手に作成した仮想系図がほぼ当っていたことに,我ながら驚きました。 私はあくまでも『熊野那智…

平安京文化研究会開催の連絡がありました。

平安京文化研究会 今回もまた面白そうですね。特に私もかねてから興味をいだいている宇佐石清水八幡宮の話をきけるのが楽しみです。 日時:12月17日(日)13:00~17:00(時間厳守) 場所:尼崎市労働福祉会館3階「教室」 住所: 〒660-0892 尼崎…

地域の中世文書の行方。

近年,紀南地方で中世文書の翻刻・解読が進み,中世の地域の歴史がかなり明らかにされつつあります。ただ,心配なこともあります。それは中世文書の原本の行方がわからないものがかなりたくさんあることと,たとえその行方がわかっていてもこのまま放おって…

和歌山地方史研究会例会のお知らせ

和歌山地方史研究会例会のお知らせ 日時 11月19日(日) 13:30~16:30 会場 和歌山市民会館 2階第3会議室 「和歌山中世史研究の成果と課題」 ①,阪本敏行著『熊野三山と熊野別当』を中心に 報告 高木徳郎氏 ②,山陰加春夫著『中世寺院と悪党』を中心に 報告 …

「荘園・村落史研究会」開催

坂本亮太さん経由の「荘園・村落史研究会」開催のお知らせをお伝えします。、 日時 10月27日(金) 1.15:00~ 特別展「熊野・那智山の歴史と文化」見学 解説 高木徳郎氏 参加の方は、15:00に和歌山県立博物館 正面玄関に集合してください。 2.17:30~ 研…

「熊野三山関係文書」あれこれ(修正)

「熊野三山関係文書」が収載されている『冷泉家時雨亭叢書』51巻の『冷泉家古文書』の解説によると,これらの一群の文書は本来,冷泉家とは関係のない文書群のようです。 「熊野三山関係文書」(98号~108号)は,期待していたよりも時代は新しく,文和5年(13…

熊野「鳥居禅尼」略伝

熊野「鳥居禅尼」略伝 「鳥居禅尼」は,源為義の娘で,源義朝(1112~1160)の姉に当る(『吾妻鏡』建久5年〈1194〉9月23日条)とも、妹に当るとも言われている女性である。。鎌倉幕府の初代将軍頼朝の伯母でもある(『吾妻鏡』貞応元年(1222)4月27日条)。なお…

熊野三山の常住社僧

古代・中世の熊野三山で熊野別当(誤解されていますが,熊野別当は神官ではなくあくまでも社僧です)の下で社務に当たっていた人々は,神仏習合体制下の本宮(熊野坐神社)・那智(熊野那智神社)ではその殆どが社僧と呼ばれる僧侶で,神官は殆どいません。新宮(熊…

『新古今和歌集』を発刊しているすべての出版社様への手紙

某々出版社 編集担当者 御中 拝啓 突然,お手紙を差し上げる失礼をお許し下さい。 私は昨年の1月に拙稿「新宮出身の歌人行遍について」を貴社編集部宛に送付させていただいた者です。 この論文は,『新古今和歌集』の歌人・行遍が社僧として熊野速玉大社で…

熊野出身の『新古今和歌集』の歌人・「法橋行遍」略伝

[行遍](ぎょうへん) 『新古今和歌集』の歌人として名が知られるが,本業は熊野新宮の社僧・御師である。19代熊野別当行範の6男。母親は源為義女(「たつたはらの女房」,「鳥居禅尼」,「熊野禅尼」ともいう)で,その4男に当たる。源頼朝は行遍の母方の従兄…