紀宝町浅里の飛雪滝


 前回紹介したように、8月4日、三重県紀宝町熊野川沿いの道を多くのダンプカーに追い抜かれたりすれ違ったりしながら走っている最中に、花崗斑岩(かこうはんがん)に張りつくように流れているこんな小さな滝に出会いました。いつもマイブログをご覧いただいている瀑やんさんによると、この滝は和田の滝というそうです。【追記】この滝については、別名・松風の滝と呼ぶ説もあるそうです。
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 水際で、こんな石を拾いました。熊野酸性火成岩体花崗斑岩の欠片でしょうか。
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 ようやく当面の目的地である三重県紀宝町浅里地区の飛雪滝(ひせつのたき)キャンプ場に着きました。
 そして、これが有名な飛雪滝です。今日は水量がまだ半分しかなく、似たようなジオ条件下の滝である那智の大滝の四分の一くらいの高さしかありませんが、それでもかなり迫力がありますね。でも、私がここを訪れたのは初めてです(笑)。
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 この滝は元来、熊野川の支流・竹ノ谷川にかかる滝であったことから竹ノ谷の滝と呼ばれていましたが、紀州藩初代藩主・徳川頼宜がこの滝の流れを雪の舞に例えて誉める漢詩を詠んだことから、飛雪滝と呼ばれるようになったといわれています。
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  この大滝は、高さが30m、幅が12mあります。現在、ご覧のように飛沫を浴びながら泳ぎができるこのキャンプ場の目玉として大いに利用されていますが、滝の下の滝壺は凄く深く、油断すると溺れてしまいかねません。十分に注意したいものです。

 水際から少し離れた場所で、石を拾いました。これも花崗斑岩の欠片でしょうか。
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