田辺ジオパーク研究会自主研修 №③ ナビラカ海岸にて


 7月28日、午前の部は、体調が悪いまま終了しました。【後で考えると、降雨中の急激な運動と密閉雨具着用による汗と熱の籠り過ぎによってどうやら熱中症になりかけていたみたいです】

 食欲は全くありませんでしたが、食堂で水分と塩分補給に心がけ、ミニうどんを食べたところ塩分と旨味の効いた汁のお蔭もあってか気分がよくなってきました。
 食堂を出た後、グラノフィアーの原石を見学したり、朝貴神社などに行きましたが、私は用心のためしばし車の中で休養することにしました。【今思えば、結果的にこれが熱中症を克服するに役立ったようです】

 そして、今日の目的地の1つであるナビラカ海岸の入り口に到着。キョウチクトウの花が駐車場のそばに咲いていました。
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 雨具を脱ぎ、乾いた服に着替えて仲間の姿を追い、ぬかるんだ道を海岸に向かって下りましたが、体調はすっかり回復していました。やれやれ・・・・といったところ・・・・。

 ここがナビラカ海岸です。多様な火成岩類(斑糲岩〈はんれいがん〉、粗粒玄武岩〈そりゅうげんぶがん、ドレライト〉、文象斑岩〈グラノフアー)がぐちゃぐちゃに混在する実に驚くべき光景でした。といっても、私にはどの岩がどれだか皆目判別できませんが‥‥。
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 真ん中あたりに見える白い岩がグラノフィアー(↓)で、上から見るとこれが海に向かって直線に続いているそうです。
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 途中で合流した南紀熊野ジオパーク・南エリアガイドで地質学専門の芝崎氏がこのナビラカ海岸の岩石のぐちゃぐちゃな混在状況を丁寧に説明してくれました。簡単にいうと、これらは1500万年前~1400万年前にかけてこの地域のあちこちで火山の噴出活動が盛んにおこなわれていた実態を物語っているようです。
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 本日はこれにて終了。