ムカシヤンマ報道。


 地元の新聞・『紀伊民報』の2018年6月6日付け報道・「生きた化石 ムカシヤンマ―紀南の山中で飛ぶ」に注目。
イメージ 1

 この大型のトンボ・ムカシヤンマは、シーラカンスや甲虫のような生きた化石と呼ばれる貴重なトンボですが、東北地方以南の本州島や九州島に広く生息しているそうです。成虫で体長7~8cmほどあり、和歌山県のレッドデータで準絶滅危惧種(日本固有種)に指定されています。

 木の幹や道路などに翅を広げたまま張り付いてとまっていることが多いそうですが、報道によれば紀南地方の山中で6月下旬まで飛んでいるとのこと。
 個体数は少ないようなので、できればどこかで彼等の生存を邪魔しないように一度は目視したいですね。

 なお、ついでですが、紀南地方の串本町の大島には季節になると大量のヤンマが飛び交う地域があり、近隣の古座川町には準絶滅危惧種・町天然記念物・日本最小のハッチョウトンボの生息地もあります。