新宮市内の名所を素早く車で回る。


 楽しく今年末最初の忘年会を過ごした翌日の12月16日、新宮名所を車で回りました。
 
 和歌山県高等学校社会科研究協会編『和歌山県の歴史散歩』(山川出版社、2009年)の「熊野観光の中心・新宮」を参照。実はこの部分は私が書きました。多くの方に読んでいただければ嬉しいです(笑)。
 
 まず、新宮市の北側に位置する千穂ケ岳(標高253m)の南端・神倉山(標高199m)山頂にある神倉神社(かみくらじんじゃ)へ向かう(↓)

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 山上まで、皆が怖気づくこの凄い石段をひたすら登りました。コツは真っすぐ登らず、足が動くままに斜めに登ること。(↓)

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 神倉神社の祭神は、天照大神と『日本書紀』に登場する高倉下命(たかくらじのみこと、神武伝説との関連に注目)。神倉山は、『日本書紀』に登場する「熊野神邑」の「天磐盾」に比定されているが、この「天磐盾」は写真にある山上の「ごとびき岩」(この岩の下から滑石製模造品や弥生時代の袈裟襷文銅鐸片が出土)を指しているという。(↓)

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 ここから新宮市内を展望。(↓)

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 先に行った仲間たちの後を追いかけてこの急な斜面を下る(↓)。数年前、手術後体力が衰えていたため腰をおろしつつ這うように下った石段・・・・

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 ・・・・しかし、今回は立ったまま、登ってきた時と同様、斜めに足を運びつつ同じ石段を下りる。どうやら、我慢してあちこちの修験の山を上り下りした成果が表れてきたようです(!!)・・・・少し楽な女坂を先に行った仲間たちを追い越して・・・・下に着く(!!)

 ついで、再び車で移動し、近くに弥生時代の住居の跡がある須賀神社(あすかじんじゃ)に参拝。(↓)
 そこにある新宮市立歴史民俗資料館で、T氏の指示により背後の蓬莱山(標高50m)から出土した経塚出土品について簡単に説明。

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 その後、再び移動し、熊野速玉神へ参拝。(↓)

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 社内にある由緒あるナギの木です。ナギの葉を身につけて旅すると災いを逃れることができたといわれています。

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 赤く色付いた紅葉も未だ秋の風情を残していますね。

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 この後、食事に向かう。