串本町の苗我島

 
  和歌山県串本町潮岬(しおのみさき)と串本町大島の間に苗我島(みょうがじま)という小さな島があります。この島はどちらかというと大島に近い場所に位置している島です。
 
  約1400万年前、潮岬と苗我島、紀伊大島、通夜島(つやじま)、その他の小さな島々は、海底火山の噴火によって海中で造られた火成岩の陸地が後に海中での堆積物をのせて海面に隆起してできた大きな島でした。
 
  ところが、比較的軟らかかった海中堆積物は、その後の海食作用によって削り取られて海水面に没し今日の地形を形成したものと推定されています。
 
  潮岬と苗我島、紀伊大島は「くしもと大橋」とよばれるループロードで1つに結ばれていますが、串本と大島を巡航船が結んでいた時代、苗我島に叔父の舟で渡り、そこでえもいえぬ景色を見たことのある私としては、懐かしい思い出の土地としていつかもう一度行ってみたい島でした。今回、機会があり大島出身の従弟とともに行ってきました。
  その景色をお楽しみ下さい。
 
  先ず大島側から見た苗我島と潮岬です。 
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  途中、こんな橋も渡りました。こわあー!!  写真はマイピクチャのオリンパスファイルに内蔵。
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  これです。記憶の中に残っていたのは。(↓) 今日はこれを見るために50年ぶりにここにやって来ました。
  でも、こちらが大きくなったためか随分と小さく見えました(笑)。
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  凄く堅い火成岩を拡大してみました。
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  入り江の水の美しさに見惚れてしまいました。
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  反対側から海の作用によってえぐられた:景色を見ました。
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  今はその役目を果たし終わった灯台です。背後に通夜島が見えます。
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  苗我島から見た「くしもと大橋」と大島側です。「くしもと大橋」の下に、串本の町並みの一部や橋杭岩などが見えます。ここは絶好の釣り場です。グレなどがつれそう(笑)。
 
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