大阪府高槻市の安満宮山古墳の見学

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 3月2日,友人の葬式からの帰り道,別の友人を見舞うついでに,葬式に一緒に行ったМ君に案内されて,彼の弟さん(有名な考古学者)が発掘担当したという安満宮山古墳(あまみややまこふん)の復元遺構を見学に行って来ました。

 安満宮山古墳は,大阪府高槻市公園墓地内にある古墳時代初期(3世紀中期)の古墳です。

 墓地を拡張するためにおこなわれた発掘調査によって、全長約20mの長方形墳が確認され,埋葬部分から割竹形木棺と青銅鏡5面(中国魏の年号である「青龍三年」〈235年〉銘の方格規矩四神鏡と三角縁神獣鏡など),鉄刀・鉄斧・槍鉋などの鉄製品,多数のガラス小玉などが出土(以上,国指定重要文化財)しました。

 そのため,ここは現在「青龍三年の丘」として復元整備され,一般に公開されています。

 なお,出土した銅鏡を,239年に中国に遣魏使を送った邪馬台国の女王・卑弥呼が魏から贈られた「銅鏡百枚」の一部とする説も出されています。

 古墳のある安満山の標高125mの位置からは,弥生時代前期から後期にかけての環濠集落をもつ安満遺跡を見下ろすことができます。
 
 古墳内部の写真は,М君の弟さんから頂いたパンフレット「安満宮山古墳」から掲載させていただきました。