日本山岳修験学会からの帰途 №④ A 上田の生島足島神社にて

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 11月4日,私達2人はJR信越本線で上田に向かい,その日は,上田駅前のホテルに宿泊しました。

 目的地は上田市街の南西にある塩田平です。ここは,重時流の塩田北条氏の本拠で,「信州の鎌倉」と呼ばれていた所です。前々から一度は来てみたかった所です。

 翌日の5日,息子は別に所用があったので,私は独りでそこに向かうことになりました。上田交通別所温泉行の可愛い電車に乗り換えて,先ず途中の下之郷駅で降りました。

 そこには,生島足島神社があります。この神社は,『延喜式』に名神大社と記された由緒と社殿形式を持つ神社で,そこには生島神と足島神の2神が奉祭されています。信濃屈指の古社です。
 なお,この神社の歌舞伎舞台(長野県宝)では,国指定重要文化財の「生島足島神社文書」が展示されています。是非,ご覧下さい。

 1枚目の写真。駅を下りて直ぐ近くにある朱塗りの鳥居です。
 
 2枚目の写真。西側からさらに鮮やかな朱塗りの鳥居を潜ります。
 
 3枚目の写真。朱塗りの神門です。

 4枚目の写真。入って来た側から神池の真ん中に権現造りの本殿と拝殿がありますが,この建造物は,昭和16年(1941)に再建されたものです。本殿には内殿があります。
 長野県宝(県重要文化財)に指定されている内殿(御室)は切妻屋根・大社造りの建造物で,室町時代の天文年間(1532~1555)に創建されたといわれています。
 
 5枚目の写真。反対の側から撮った本殿と拝殿です。

 6枚目の写真。神池を越えて本殿・拝殿に渡る御神橋です。

 7枚目の写真。長野県宝(県重要文化財)に指定されている摂社諏訪神社の神楽殿です。現在は,神楽・獅子舞などに幅広く利用されています。屋根の棟瓦には武田氏の武田菱がつけられています。

 8枚目の写真。東側にある朱塗りの神門です。

【追記】この神社には生島神・足島神の2柱が祭祀されています。生島神は生国魂大神(国生みの神),足島神は足国魂大神(国満たす神)として日本全体の国魂として尊崇されたといわれています。床のない内殿(御室)に祭祀されたご神体は,「土」すなわち大地そのものといわれています。