ラオスの世界遺産・ルアンパバーンの象徴・ワット・シェントーン

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 1975年,ラオスでおこなわれた社会主義革命により,仏教が否定されました。当然,旧都・ルアンプラバーン(新名ルアンパバーン)の,80を超える寺院や,そこで寝食を共にする僧侶たちの存在意義さえ危うくなりました。

 しかし,1980年代後半から開始された開放政策や,1995年のルアンパバーン全体の「世界遺産」への登録をへて,ルアンパバーンは世界の注目を集める所となり,見事に復活しました。

 ラオ民族が形成したラーンサーン王国(1353~1707)の旧都・ルアンパバーンでもっとも有名な寺院が,ワット・シェントーンです。
 この寺院は,ラオス全盛時代の1560年にセーターティラート王によって建てられた寺院です。

 1枚目の写真。ルアンパバーン様式で建てられた,ワット・シェントーン本堂の優雅な中にも大胆に湾曲された,急な傾斜を持つ屋根の形に注意を払ってください。

 2枚目の写真。漆喰の壁には上座部仏教の様々な説話が色ガラスのモザイクで表現されています。光に輝くこれらのモザイク壁画を見て回るだけで悠久の時が過ぎてしまいそうです。

 3枚目の写真。ワット・シェントーン本堂を左側から見た写真です。屋根のソリ具合の美しいこと・・・・。

 4枚目の写真。ワット・シェントーン本堂の近くにあるお堂に安置された,釈迦如来立像です。ここには,日本の大乗仏教の仏像とは印象が全く違う,上座部仏教の特徴ある仏像が安置されています。
 でも,壁の朱色に目がクラクラしてしまい,早々に退散しました・・・・(大笑)。