ワット・シェントーン境内のホーラー・サロット
ワット・シェラトーン境内の南東・サッカリン通りに面した一見豪華な御堂。この御堂は,ホーラー・サロットとよばれています。ホーラー・サロットとは霊柩車庫のことです。
薄暗い倉庫の中にある,巨大な船に金色にぬられた龍を取り付け(1枚目の写真),仏像(2枚目の写真)を安置したこの豪華な霊柩車は,1960年におこなわれたラオス王国(ルアンプラバーン王国の後身,1707~1975)の最後の王であったシーサワンウォン王の葬儀で使われた霊柩車です。
葬儀の盛大さが想像できます。
しかし,彼の王の生涯は,葬儀の盛大さとは裏腹に,日本やフランスなどの列強の意向によって振り回された悲劇の一生といえます。なお,彼の王の巨大な銅像がかつての王宮の正門を入った左側に置かれています(3枚目の写真)。
王とその皇太子一族の辿った悲劇的運命については,もうちょっと後で紹介したいと思います。
なお,この倉庫の奥には,ルアンパバーン各地から集められた何千もの仏像が放置され,盗難にあったりしています(4枚目の写真)。
ワット・シェントーンの華やかさの裏で,このような悲しい現実が生まれています。
薄暗い倉庫の中にある,巨大な船に金色にぬられた龍を取り付け(1枚目の写真),仏像(2枚目の写真)を安置したこの豪華な霊柩車は,1960年におこなわれたラオス王国(ルアンプラバーン王国の後身,1707~1975)の最後の王であったシーサワンウォン王の葬儀で使われた霊柩車です。
葬儀の盛大さが想像できます。
しかし,彼の王の生涯は,葬儀の盛大さとは裏腹に,日本やフランスなどの列強の意向によって振り回された悲劇の一生といえます。なお,彼の王の巨大な銅像がかつての王宮の正門を入った左側に置かれています(3枚目の写真)。
王とその皇太子一族の辿った悲劇的運命については,もうちょっと後で紹介したいと思います。
なお,この倉庫の奥には,ルアンパバーン各地から集められた何千もの仏像が放置され,盗難にあったりしています(4枚目の写真)。
ワット・シェントーンの華やかさの裏で,このような悲しい現実が生まれています。