新宮市熊野速玉大社熊野神宝館の古神宝類【№2】

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 すでに【№1】でも説明しましたが,熊野速玉大社の熊野神宝館には,所蔵品としておおよそ1000点もの古神宝類が収蔵され,一括して国宝に指定されています。

 これらの古神宝類の大半は,明徳元年(1390)の遷宮に際して,当時の天皇上皇・室町将軍足利義満および諸国の守護の支援のもと奉納されたものです。

 中でも,南北朝時代制作の大形の彩絵檜扇10握(1枚目の写真)と,梛蒔絵手箱(2枚目の写真)およびその内容品である白銅鏡(3枚目の写真)や蒔絵櫛など,さらには装束である萌黄小葵文固綾(4枚目の写真)・香雲立涌文固綾などは特に注目されています。

 これらの写真は,『和歌山県立博物館編『世界遺産登録記念特別展 熊野速玉大社の名宝』(2005)より掲載させていただきました。