〔訂正〕セントジョージ教会にあるモザイク地図の説明

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 昨日,ヨルダン・パレスティナ周辺のモザイク地図の写真をかかげ,地名などを説明しました。しかし,地図の方向を間違って理解したため,都市などの地名比定を間違ったようです。

 1枚目の写真でいうと,写真の左が北東,右が南西,上が南東,下が北西です。ヨルダン渓谷と死海(実祭は南北に展開)が大きく描かれています。従って,左手上部に描かれた山々はネボ山などを含む東方の台地(ヨルダン川東岸地域)ということになります。

 ということは,下部はユダ山地から海岸に至るパレスティナイスラエル地域(ヨルダン川西岸地域)をさしているということになります。下部左側には横から見たイェリコらしい町もナツメヤシとともに描かれています。

 となると,下部右端に見える大きな都市,つまり2枚目の写真で拡大した,城壁に囲まれたひときわ大きな都市は,イェルサレムをさしているということになります。

 さらに,3枚目の地図には,真ん中上部にキリスト教の開祖イエスが生まれたベツレヘムの町の建物が描かれています。

 なお,この地図は,キリスト教の地図としては最古の地図であり,ビザンツ式製図法で描かれた地図としては唯一の地図だそうです。

 いずれにしても,とんでもない間違いをしてしまいました。訂正させていただきます。