中世都市研究会の初日、阿南市街地を見学。


 昨日(9月1日)の中世都市研究会の初日、阿南市街見学会がありました。

 集合場所のJR阿南駅近くから北西に歩き、まず標高約20m、南北2つに分断された南側の「城山」の下に到着。
 ここが牛岐(富岡)城跡の本丸であるが、少し歩いて公園のある正面に回り、そこで説明を受ける。
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 城主は、阿波守護細川氏の家臣・新開氏であったが、土佐の戦国大名長宗我部元親の攻勢により降伏し、軍門に下ったという。

 現在、本丸跡には牛岐城祉館が設置されている。20年前の発掘調査によりそこから石垣遺構が発見され、その一部がここに保存されている。
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 ついで、桑野川の川岸に建つ天明5(1785)年建立の常夜灯を見学。この近くに川津(舟着き場)があり、一定の役割を果たしていたとのこと。
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 そこからしばらく歩くと、浄土寺真言宗)に到着。玄関脇に立つ緑泥片岩製の種字板碑を見学。南北朝期の嘉暦3(1328)年の銘を持つという。
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 その後、かつて城を取り巻いていた堀を利用して造った水路を探して歩く。
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