西国一の難所・八鬼山を歩いて越える。 №2


 九木峠(標高522m)からは九鬼町へ下る道が通じている。
 休憩した結果、すっかり身体が冷えてしまったが、 私達はそちらへは向わず尾根の道を上へと進む。
 ジグザグの石段の道を上ると、やがて三宝荒神堂(日輪寺)に到着。
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 ここは修験者によって開かれた所だそうで、ここには防火の神様・三宝荒神三重県有形民俗文化財に指定された三宝荒神石像)が祀られている。
 かつてここには茶屋もあったとのこと。

 私は遅れて到着したので写真撮影した後、ちょっと早く出発。
 整備された石段を上っている途中で、女性の叫ぶ声が聞こえたので振り返ってみたところ、女子便所へ入った女性が中に閉じ込められたので開けてくれと叫んでいたようです。ちらっと私の頭をよぎったのが、目に見えぬ何者かの悪戯では、という考えですが、真相は、どうやら個室の建て付けが悪かったため、自然にドアーロックされたということだったようです(大笑)。

 えっちらおっちら、後続の人達に追い抜かれつつ、10分ほど登った所で三木峠に到着。
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 ここからすぐ左手を数歩登ると八鬼山の山頂(標高627m)へ・・・・。
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 三木峠から東にしばらく行くと、一面がふわふわの苔で覆われ(↓)、 ドングリの実かたくさん散らばった、見晴らしが絶景の展望台広場(桜の森広場)に到着。
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 そこから素晴らしい展望を楽しむ。前方にかつての九鬼水軍の本拠地・九鬼湾が見える。今日は好い天気ですね。
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 眼下に九鬼の町や養殖のための筏もよく見えます。
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 やはりこの地域は夜それ程冷え込まないためか木々の色変わりは殆ど見られません。
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 整備された江戸時代の道を下る。
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 上りよりも下りが苦手の私は、ここからどんな道が始まるのか心配しましたが、これから下っていく道(約2㎞)は石畳や石段が見事に整備された、本当に長く辛い辛い道でした・・・・。写真撮影する余裕もなく。

 特に十五郎茶屋跡を過ぎ槍担げの急坂あたりまで来ると早くこの苦行が終わって欲しいという気持ちが強くなってきました。長老のKさんが私のすぐ後方を歩いてくれていたので心強かったですが・・・・。

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 同行者達を待たせて申し訳なかったですが、12月9日の下りの苦行は、この河原(↑)を過ぎた辺りでようやく終わりました(笑)。