当地区の百万遍の行事


 今日(7月16日)、私が住んでいる地区で虫送り百万遍(ひゃくまんべん)の行事がおこなわれました。虫送りには参加していなかったので、ここでは百万遍についてご紹介します。

 百万遍念仏は、7日間念仏(南無阿弥陀仏)を100万回唱え、滅罪・往生を願う行法として日本では古くからおこなわれていました。特に盛んになったのは約700年前のことで、京都が疫病に襲われた時、京都知恩寺(浄土宗)8世善阿が7日間100万回の念仏を唱えたところ疫病がやんだというできごとがもとになり、それ以来、10人ほどの一般の人が組を作って鉦を叩き念仏を唱えながら大数珠をくる、という百万遍の行事が各地でおこなわれるようになりました。

 私が住んでいる地区でもこの行事が古くからおこなわれており、今年も40人ほどの住民が地区の会館に集まり、組に分かれ各々の思いを込めて大数珠をくる百万遍がおこなわれました。私も役員の一人ということで久し振りにこの行事に加わりました。

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 最後におこなわれた、個人の願いを、数珠に込められた人々の思いで叶えようとする儀式(??)。
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 私は数珠を回しながら、・・・・を願いましたが、人々が数珠に込めた各々の思いがいつの日にかかなえられるでしょうか。