三ツ森山登山 №②


  5月3日、いよいよ三ツ森山(標高950m)が近付いてきました。ここまでは比較的楽な山歩きで、旬のアケボノツツジも見ることができたしちょっと物足りないものの一応満足していました。

 でも実はこれからが大変でした。

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 剝き出しの根につかまりつつ斜面を登りました。
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 まだ、こんな山が続きます。 この山は事前にはってくれてあったロープを伝わって上り下りしました。必死だったのでその場面の写真は撮っていません(泣)。ご想像にお任せします(笑)。イメージ 2

 ここは三ツ森山手前の名もなき山の山頂です。
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 これが長いロープに伝わって必死に下りてきた斜面・・・・でも、誤解なきように・・・・。この左の斜面ではありません。実際に下りてきた斜面は右側の木の枝で隠れている部分ですが、傾斜角度はほぼ同じです。
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 それでもようやく三ツ森山の山塊(岩山)の麓に到着。熊の爪とぎの跡が残る大木の下で、遅い昼食をとる。
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 その後、ここに荷物を置いて三ツ森山への最後の登攀を開始。
 山頂近く、皆さんはまず三ツ森山の西の峰(岩峰)に向かいましたが、そこが狭そうなので私はまず三ツ森山の東の峰(岩峰)に向かいました。

 会長のK氏たちの立つこの岩場が東の峰です。ジオ・地質学上の用語で言いますと、牟婁層群の礫岩でできているでっかい一枚岩体です。
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 ここから東側の眺め、いやあ見事ですね。疲れが吹っ飛ぶような光景です。遥か東向こうに百間山(標高999m)、法師山(標高1120m)が見えます。
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 さらに望遠すると。
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 この東の峰で、アケボノツツジには出会えませんでしたが、ヒカゲツツジミツバツツジアセビの花々に出会いました。
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 私はこの後、三ツ森山の西の峰(やはり牟婁層群の礫岩の絶壁)に引き返しました。
 ここで、東の峰では見られなかったアケボノツツジに出会いました。ただ、ここのアケボノツツジは下で見たものと違って、まだ蕾のものが多く、開花しているのは僅かでした。
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 しっかりと足元の岩につかまり手をのばして恐々と接写。 
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 目の前でアケボノツツジの花を直接観察できたので、もうこれだけで満足、満足!!

 このまま、来た道を引き返す。やはり帰りは早い。

 でも、峠からの最後の下り坂で弱い左足に異変が・・・・。しかし、もう少しということで頑張り、無事駐車してある場所まで下山。やれやれ・・・・。