たつの市御津町室津の見学。


 4月3日、兵庫県のJR姫路駅で大学時代の友人2人(N氏とS氏)と落ち合いました。
 本番の山登りは明日なので、今日はN氏の運転する車でたつの市御津町室津港赤穂市赤穂城を見学しようということになりました。
 
 まずは室津港へ。
 室津港手前の道の駅でしばし休憩。前の浜から播磨灘を望むと、眼前に家島諸島がぼんやりと見えます。
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 七曲り海岸の途中で一服。風があるためか、海は少し荒れています。
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 室津は、『播磨国風土記』に室のように風を防ぐ泊りであったと書かれており、奈良時代から港町として栄えていたことがわかります。かつて「室津千軒」とも言われ殷賑を極めていたようです。江戸時代に朝鮮王国からの訪日団である「朝鮮通信使」も室津に立ち寄ったとの記録が残され、今回その宿泊所跡も訪ねてきました。
 
 室津漁港に入り、まずは長い階段を上り治承4年(1180)に社殿がつくられたとい賀茂神社に向かいました。(↓) 国指定重要文化財唐門が見えます。
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 この檜皮葺きの唐門、江戸期の再建だとのことですが、立派ですね。
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 でも、この唐門に飾られている竜の彫刻、ちょっと変だと思いませんか。 (↓)
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 そうです。竜の前足が、まるで馬の蹄のようです。いくら知らなかったとはいえ、面白いですね。

 社殿・回廊も国指定重要文化財です。
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 そして、ここが現在の室津漁港。全く人通りがなく静かなものです。
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 この周辺には朝鮮通信使宿舎跡(↓)や市立室津民俗館(↓)などがありましたが、あいにくとこの日は休みでした。
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 とりあえず室津の見学は終了。私の長年の願いはかなえられました。