宇治の三室戸寺に行って来ました №①
昨日、自民党・公明党両党による特定秘密保護法案(戦前の治安警察法や治安維持法に匹敵する天下の悪法)の参議院国家安全保障特別委員会での強行採決の最中、怒りで高まる胸の動機を抑え、前から行くことを計画していた京都府宇部市にある三室戸寺(みむろとでら)に行って来ました。三室戸寺(本山修験宗)は明星山の中腹にある、西国33所観音霊場10番札所です。
まず、JR宇治駅前で紅葉を見ました。
山門です。ここを入ってすぐ右に『源氏物語』にちなむ浮橋古跡碑があります。
本堂と阿弥陀堂です。ともに江戸時代後期に再建されました。本堂には、国指定重要文化財の木造釈迦如来立像(鎌倉時代制作)と国重要文化財の木造毘沙門天立像(平安時代制作)が安置されています。阿弥陀堂には、国重要文化財の木造阿弥陀如来座像と両脇侍勢至菩薩・観音菩薩坐像(ともに平安時代制作)が安置されています。大好きな観音菩薩坐像の写真を『西国三十三所』から掲載させていただきます。
近代になってから兵庫県から移築された三重塔(江戸時代)です。
初冬入りやや下り坂にはなりましたが、背後の明星山の紅葉、見事でしょう。なお、東方の喜撰山(きせんざん)には、「我が庵は都の巽鹿ぞ住む・・・・」の和歌で知られた喜撰法師の庵室があったそうで、山名にその縁(よすが)を残しています。