4月2日に宿泊した吉野荘湯川屋の夕食。

 
 小雨の降る中、4時半頃に下千本にある、18世紀初め創業の吉野荘湯川屋にチェックインしました。吉野の木を豊富に使った綺麗な旅館でした。
 すでに昼頃に荷物を預けて手ぶらで桜見物と街中散策に出かけましたので、夕方に着いた時、荷物はすでに部屋に入れてくれていました。ありがたい!!
 
 私達の部屋は玄関・ロビーのある4階から2回下った2階にある「掘炬燵(ほりごたつ)の部屋」で、女将が案内してくれました。畳は琉球畳と呼ばれるもので、女将の話では部屋を大きく見せるために琉球畳を使っているそうです。
 
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我が家でもリヴィングルームにここよりも大きい8人用の掘炬燵のテーブルが置かれていますので、特に驚きませんでした。しかし、ここの掘炬燵は、後で布団を敷いてもらう時に男の仲居さんのパフォーマンスで知ったのですが、スイッチ1つでテーブルが床に沈み込む優れ物でした。思わず私達のそれもこういう仕組みにしようかと話題に上ったほどでした。
 
お風呂に入った後、夕食をいただきました。夕食は会席料理で、西行御膳」という名前がつけられていました。メニューは次の通り。
女将が男の仲居さんに手助けしてもらって、料理を部屋まで運び、配膳してくれました。
写真で順番に紹介します。
 
先附け、八寸。最初に食べたフキノトウとツクシのお浸し、吉野山名産の吉野葛を使った卵焼きは非常に旨かったです。
梅酒で乾杯しましたが、後は北岡酒造の冷酒「やたがらす」を頂きました。辛口の地酒、美味しかったです。
 
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蓋物。葛が使われていました。さらに、お椀としてきのこ入りの土瓶むしを頂戴しました。酒を呑むときはこれが付き物ですね。
 
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お造り。エゾジカのローストです。北海道産の冷凍ものです。
 
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揚げ物。干し柿の揚げ物は凄く珍しかった。
 
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台の物。これが湯川屋名物の西行です。竹籠に和紙を入れ底に鉄板を敷いてアイ・エイッチで炊く仕組みになっていました。普通の鍋より風情があって良かったです。中には、鶏肉、エノキダケ、ミニトウモロコシ、タケノコ、ニンジン、豆腐、白菜、シラタキなどが入っていました。葛を溶いた味付きのダシで煮て、すったゴマをからめて頂きました。満足でした。
 
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強肴は川魚の煮物でした。
 
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ご飯・香の物・止め椀、右上が甘味で、ちまきを頂きました。
 
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